#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

取得した築86年の旧農協の改修に向けて8/29(火)からクラウドファンディングに取り組みます #美又PJ

これまでもお伝えしてきた島根県浜田市の美又エリアに立つ旧農協(旧美又信用購買販売組合事務所)を修繕するプロジェクト。地域の歴史や語りを取材・記録・発信するローカルジャーナリスト活動の拠点として。また地域に新たなつながりをもたらす「共存同栄」のシンボルに生まれ変わらせることを目的にしています。

老朽化で天井に穴が開き、窓のガラスも壊れたまま

ただ、旧農協の建物は建設から86年が経ち、老朽化も激しい木造建築を現代で再び活用するには、多額の修繕費用が必要になります。例えば、特に二階は見学に来られる方が目を奪われるような天井が高い素敵な空間となっていて、凝ったつくりにもなっていますが、一部が壊れて穴が開いたり、破れたりしています。

また、壁の漆喰も剥がれ落ちてしまっているほか、木の窓枠も一部はガラスが壊れたままなくなり、板でとりあえずの補修がしてあるという状態です。

建築当時の材料や技術が残っていないものもあり、活用するには工夫も費用もかさみます。国の助成金に採択され、ありがたいことではありますが、団体の自己資金、助成金などではすべての実現は難しく、さまざまな方の力を借りながら一緒に取り組みたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。

来週29日(火)午前10時にスタート予定で、こちらのページなります。

readyfor.jp

「共存同栄」コンセプトを大切に、地域のクリエイターとリターンを開発

特に私たちが建物の改修を検討していく中で大切にしたいと考えたのが、建物の正面中央に掲げられている「共存同栄」。信用購買販売組合の理念でもある「共存同栄」マークが完全な状態で残されていることも建物の特徴のひとつです。

そこで、支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍するデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。特徴的な建物のイラストにした絵葉書やエコバッグ、「共存同栄」マークをモチーフにしたステッカーやマグカップなどです。

詳細はクラウドファンディングのページでお伝えしていきますが、リターンでも「共存同栄」という理念と地域の文脈を大切にしたいと考えています。

定期的に皆さんと活用方法を楽しくワイワイと考えていくオンラインイベントも9月以降、毎週火曜日の20時〜定期的に開催したいと考えていますので、よかったらぜひのぞいてみてください!