#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

オープンハウス、共存同栄の歴史を学ぶ…「美又共存同栄ハウス」8月イベント案内

仲間がいたらコトが起きる「美又共存同栄ハウス」の8月は、3日(土)にオープンハウスBooks&Goods、4日(日)に地域を学ぶローカルスタディを開催します。どのイベントもどなたでも参加できますので、ぜひお気軽にご参加ください!

いずれも会場は、美又共存同栄ハウス(島根県浜田市金城町追原215、Googleマップで表示されます)です。駐車場は現地にありますので直接お越しください。

8月3日(土)13:00-16:00オープンハウスBooks&Goods第3回

築87年の建物を一度見学してみたいという声を多くいただくことから、6月から毎月1回、自由に見学可能な日を設けています。コンセプトである仲間と楽しみ、ともに食事を作り、寝る直前まで話し合うことで、コトが起きる共存同栄な場所がどのように設計されたか、をガイド役の学生が解説します。

また、学生が建物の歴史を調べたり住民の思いをインタビューしたりしてまとめた冊子や『みんなでつくる中国山地』などの関連の本、そして、手ぬぐいやマグカップ、ポストカードなど、地元の作家やクリエイターと開発した共存同栄グッズも手に取って見ていただけます。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の田中輝美も現地にいます。

事前申込は不要ですのでお気軽にお越しください。

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8月4日(日)13:30ローカルスタディ第2回・産業組合の歴史を学ぶ

「共存同栄」の実践の一環として毎月1回、地域を学ぶ企画・ローカルスタディを開催しています。

第2回のゲストは、産業組合の歴史に詳しい中央大学経済学部の田中光准教授。産業組合は協同組合制度の一つで、1900年の法制化から戦間期までの二十年足らずの間に全国的に普及しました。

美又共存同栄ハウスの始まりは、美⼜信⽤購買販売組合という産業組合でした。建物正面に残る「共存同栄」マークも、産業組合時代のものです。そこで産業組合の歴史を学ぼうと、田中先生を講師としてお迎えすることにしました。参加費500円(地元の方は無料)です。こちらも申し込み不要ですので、当日現地(ハウス)にご集合ください。

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写真は山本大輔さん撮影
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「美⼜共存同栄ハウス」は、仲間と何かをやってみるための施設です。1937(昭和12)年に地域の⽅々が資⾦や⼟地を出し合い建築した美⼜信⽤購買販売組合事務所(農協さん)を、「仲間と楽しみ、共に⾷事を作り、寝る直前まで話し合うことで、コトが起きる」共存同栄な場所を⽬指し、クラウドファンディングによってリノベーションしました。ご予約や詳細はこちらをご覧ください。

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ローカルスタディ第1回・上代美帆さんとのまち歩きが美又共存同栄ハウスで開催されました!

「美又共存同栄ハウス」のローカルスタディ第1回が無事に終了しました。レポートは島根県立大学の兒玉由宇さんにお願いしました。

美又共存同栄ハウスでは「共存同栄」の実践の一環として毎月1回、地域を学ぶ企画・ローカルスタディを開催しています。初回のゲストは、建物の絵葉書のイラストを担当した上代美帆さんでした。上代さんは、島根県立大学の卒業生で、在学中からハウスのある金城町の「かなぎシェアハウス」に住み、「金城町の溢れる魅力マップ」を制作したほか、卒業後も定期的に通い続けています。

当日は地元の方からいただいた「しそジュース」片手に始まりました。暑い夏にぴったりです。

まず、上代さんから、美又と関わるきっかけや、美又での人との「つながり」などについて話してもらいました。上代さんが「美又で活動するときは基本いつも1人だったけど、今は美又で学生がこんなにも活動してくれていることに感動」と言っておられたのが印象的でした。

その後はハウスの近くで暮らしておられる地域住民の一人、小西ヒサヨさんと、まち歩きをしました。昔は醤油屋さんや魚屋さんといったお店があったり、酪農もしていたりという紹介や当時の思い出などを聞きながら、みんなでハウスの周りを歩きました。ハウスの歴史については学ぶ機会がたくさんあったのですが、周辺については初めて聞くことが多く、とても面白かったです。

まち歩きの後には、島根県内の高校で地理の教員をしておられる岡田直也さんが「ぶら美又」として、地理の先生ならではの視点から昔の写真や地理院地図の情報などを使って美又のことを話してくれました。美又のことをいろんな角度から学ぶことができて、とても興味深かったです。

次回のローカルスタディは8月4日(日)13:30から「産業組合の歴史と展開」をテーマに行います。ゲストは、産業組合の歴史に詳しい中央大学経済学部の田中光准教授。ハウスの始まりは美⼜信⽤購買販売組合という産業組合で、建物正面に残る「共存同栄」マークも、産業組合時代のものです。参加費は500円(地元の方は無料)です。

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また、前日8月3日(土)13:00-16:00には、自由に見学できるオープンハウスBooks&Goods第3回も開催中します(無料)。学生が建物内をガイドするほか、建物の歴史や住民の思いをまとめた冊子、手ぬぐいやマグカップ、ポストカードなど、地元の作家やクリエイターと開発した共存同栄グッズも手に取って見ていただけます。

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どちらも申し込みは不要ですので、直接現地にお越しください!

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「美⼜共存同栄ハウス」は、仲間と何かをやってみるための施設です。1937(昭和12)年に地域の⽅々が資⾦や⼟地を出し合い建築した美⼜信⽤購買販売組合事務所(農協さん)を、「仲間と楽しみ、共に⾷事を作り、寝る直前まで話し合うことで、コトが起きる」共存同栄な場所を⽬指し、クラウドファンディングによってリノベーションしました。宿泊・イベント利用の予約や詳細はこちらをご確認ください。

mimatahouse.com

 

 



オープンハウス、ローカルスタディ、長机づくりなど7月の「美又共存同栄ハウス」イベント案内

仲間がいたらコトが起きる「美又共存同栄ハウス」の7月は、6日(土)にオープンハウスBooks&Goods、7日(日)に地域を学ぶローカルスタディ20日(土)にないならつくろうワークショップvol.1 長机を開催します。どのイベントもどなたでも参加できますので、ぜひお気軽にご参加ください!

いずれも会場は、美又共存同栄ハウス(島根県浜田市金城町追原215、Googleマップで表示されます)です。

7月6日(土)13:00-16:00オープンハウスBooks&Goods第2回

築87年の建物を一度見学してみたいという声を多くいただくことから、6月から毎月1回、自由に見学可能な日を設けています。コンセプトである仲間と楽しみ、ともに食事を作り、寝る直前まで話し合うことで、コトが起きる共存同栄な場所がどのように設計されたか、をガイド役の学生が解説します。

また、学生が建物の歴史を調べたり住民の思いをインタビューしたりしてまとめた冊子や『みんなでつくる中国山地』などの関連の本、そして、手ぬぐいやマグカップ、ポストカードなど、地元の作家やクリエイターと開発した共存同栄グッズも手に取って見ていただけます。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の田中輝美も現地にいます。

事前申込は不要ですのでお気軽にお越しください。

7月7日(日)10:00-12:00ローカルスタディ第1回・上代美帆さんとまち歩き

「共存同栄」の実践の一環として毎月1回、地域を学ぶ企画・ローカルスタディを開催します。初回のゲストは、建物の絵葉書のイラストを担当した上代美帆さん。島根県立大学の卒業生で、在学中から金城町にある「かなぎシェアハウス」に住み、「金城町の溢れる魅力マップ」を制作したほか、卒業後も定期的に通い続けています。

上代さんが感じる地域の魅力を話してもらった後、一緒に建物の立っている追原郷(おいばらごう)を地元住民の方に案内してもらいながら歩いて、地域の歴史や文化を一緒に学びたいと思います。お気軽にご参加ください!参加費500円です。こちらも当日現地(ハウス)にご集合ください。

7/20(土)13:00- ないならつくろうワークショップvol.1 長机編 with おおなんDIY木の学校

自宅に眠っていた食器や椅子などたくさん提供していただき運営できている美又共存同栄ハウス。まだどうしても足りないものが長机でした。「長机がない…」と言い続けていたところ!

ハウスのある島根県浜田市のお隣・邑南町にあるDIYリノベーションスクール・おおなんDIY木の学校が「ないならつくろう!」とワークショップを企画してくれました。

木の学校スタッフに教えてもらいながら、みんなで一緒に美又共存同栄ハウスで使う長机をつくろうというイベントです。また、習ったスキルを早速生かして自分の机も作ってみたいという方には、第1部に続いて第2部も用意しています。

希望者はハウスに宿泊も可能です。宿泊者同士の懇親の場もつくりますので、よかったらぜひご宿泊ください(食費は別になります)。

<概要>
7月20日(土)
第1部:13:00-16:00 みんなでハウスの長机をつくろう!
第2部:16:00-19:00 自分の長机をつくろう!

<参加費>
第1部のみ:2000円
第1部と第2部:7000円
宿泊費:6000円

<定員>
第1部のみ:10人
第2部:5人
宿泊:5人
<注意事項>
・申し込みが必要です。先着順となります
・駐車場は現地で案内します
<申し込み>

「ないならつくろう」というのは、地方、特に過疎地域を楽しむのに大切な心構えだと考えています。「ないならつくろうワークショップ」は今後もシリーズ化したいと思っています。ぜひ自分でつくってみたい、つくることを体験してみたい方は、お気軽にご相談ください!
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「美⼜共存同栄ハウス」は、仲間と何かをやってみるための施設です。1937(昭和12)年に地域の⽅々が資⾦や⼟地を出し合い建築した美⼜信⽤購買販売組合事務所(農協さん)を、「仲間と楽しみ、共に⾷事を作り、寝る直前まで話し合うことで、コトが起きる」共存同栄な場所を⽬指し、クラウドファンディングによってリノベーションしました。ご予約や詳細はこちらをご覧ください

mimatahouse.com

「余白を大切に」建築家和田優輝さんが語る美又共存同栄ハウス

「美又共存同栄ハウス」で、修繕・改修を担当した和田デザイン事務所の建築家和田優輝さんの建築解説ツアーが行われました。クラウドファンディングの返礼品としてツアーを選んだ方々が東京などから参加しました。

和田さんは早稲田大学大学院を修了、岡山県津山市にIターン、瀬戸内海に浮かぶ豊島で「豊島エスポワールパーク」を手掛けるなど、注目を集めるローカルな建築家です。

和田さんは、地域の方々に農協さんとして愛されていた美又旧美又信用購買販売組合の建物がハウスとして再出発する経緯を「残したいという一人の想いから未来が変わる」と説明。人が増え続けてきた時代から人が減って色々な建物が使われなくなる時代に「建築家である意味を考えている」こと、「余白を活かすことを大切にしている」こと、などを話してくれました。

その後は、建物内を移動しながら修繕・改修のポイントの説明があり、参加者の方からは「大きい柱でびっくり!」「食堂のクリーム色のカウンターが可愛い」などの声がありました。

たくさん写真を撮る方や、質問をする方もおられ、和気藹々とした雰囲気のツアーでした。

次回のハウスでのイベントは7月6日(土)に建物を自由に見学できるオープンハウス、7日(日)午前にローカルスタディ「街歩き(仮)」を実施します。オープンハウスは13時から16時、ローカルスタディは決まり次第お知らせします。皆さんもぜひお越しください!

美又共存同栄ハウスにイトバナシの「ししゅうと暮らしのお店」ポップアップがやってきます!

東広島市志和町で月に3日間だけオープンする「ししゅうと暮らしのお店」が5月19日(日)に「美又共存同栄ハウス」にやってきます!

「ししゅうと暮らしのお店」は、インドをはじめとした途上国の刺繍をほどこした洋服や小物を扱うお店。エシカルファッションやローカルに根差したものづくりに関心がある方には特にオススメです。

運営しているイトバナシは、ハウスと同じ中国山地で地域の風景を守り、生かす活動をしていることから、今回のご縁がつながりました。

itobanashi.com

「ししゅうと暮らしのお店」のポップアップは11時から17時まで。丁寧に手作りされたカゴバッグやもんぺ、ハンカチ、靴下など夏に向けたラインナップが登場する予定です。ショップの方は予約不要ですので、お気軽に足を運んでみてください。

当日はそれに加えて、チョコレートづくりとTシャツづくりのワークショップも開催します。なぜチョコレート?と思われたかもしれませんが、イトバナシは、カカオ豆からつくるチョコレートブランド「チョコバナシ」も手がけていることから、その工程を教えてもらいながら実際にカカオ豆からチョコレートを作ることができます。

また、Tシャツは、イトバナシが生産工程で出る端切れを活用したエシカルファッションブランド「HAREGI」を展開していることから、今回のワークショップでも端切れを活用したTシャツを作ることができます。

いずれも自分の手で、世界で一つのものづくりが体験できる貴重な機会です。ワークショップは事前にお申し込みが必要ですので、下記のフォームからお申し込みください。お待ちしています!

<会場>
美又共存同栄ハウス(浜田市金城町追原215)
駐車場は現地でお伝えしますので、会場にお越しください
<ポップアップ>

11時から17時、申込み不要
<ワークショップ>
12時からチョコレートづくり
14時からTシャツづくり
料金はTシャツづくり:大人8000円、子供サイズ5000円、定員5人
チョコ作り:2000円、定員12人
ワークショップには事前の申し込みが必要です。先着順となっております。以下のフォームからお申し込みください。

 

オープンハウスで知ることができた、皆さんの「美又共存同栄ハウス」でやりたいこと #美又PJ

3月17日から20日まで行われた「美又共存同栄ハウス」(浜田市金城町美又)のオープンハウスが無事に終了しました。前回に引き続き島根県立大学の佐藤小春さんにレポートをお願いしました。

期間中は地元の方のみならず、県外からもたくさんの方にお越し頂きました。オープンハウスでは来ていただいた方に対して、「このハウスで自分がやりたいこと」を聞いていました。皆さんの声は2階「講堂」の黒板にチェキやポストイットと共に貼っています。そこで、今回のレポートでは皆さんが「ハウスでやりたいこと」を紹介していきます。

ハウスには高い天井とカーペットを敷いた「講堂」があります。

「農協さん」時代の面影を残している素敵な場所の一つですが、暖房や冷房といった空調設備がありません。そこで冬は「皆でこたつを持ち寄ってゴロゴロしたい」、「来た人たちで鍋をつつくのも楽しい」と寒い時期ならではの活用法を語っていました。また、近隣に映画館が無いことから「映画上映会をしたい」と話す方や「自分たちで作った映画があるから、ここで上映してみたい」という方もいました。

また、最大で10人が宿泊できる「寝台」があることから「サークルの合宿をしたい」、「林間学校を開催したい」など、大人数でハウスを利用するイベントを企画する人もいました。

他にも「講堂」や「広場」の広さを活用した展示会やマルシェを実施したい方もいました。「改修前と改修後の様子を撮った写真を展示するのも面白そう」という意見や「地元の方と一緒にカラオケ大会」など、十人十色なアイデアが飛び交っていました。初日には殺風景だった黒板も、最終日にはカラフルに生まれ変わりました。

この「共存同栄ハウス」には決まった使い方がなく、利用する人の数だけ「やりたいこと」があります。そうした皆さんの「やりたいこと」をきっかけに、地域の方々と交流を深められたらいいなと思います。

美又共存同栄ハウスの「ココ好き!」ポイントを見つけています #美又PJ

「美又共存同栄ハウス」のオープンハウスでは地元の島根県立大学生が建物案内を行っており、来場者から「気持ちよく見学できた」「元気をもらいました」など大好評でした。今回は島根県立大学の佐藤小春さんにレポートをお願いしました。

案内しているとたくさんの方からハウスの「この場所がいい」、「このデザインが素敵」という意見を貰いました。このレポートでは来てくださった皆さんの「ココ好き!」ポイントをお伝えしていきます。 

まず、ハウスに入ってすぐ目につくのは高い天井と木造の梁が特徴的な「広場」です。

ここには元々2つの部屋を隔てる壁がありましたが、改修に伴って壁を取り払い、現在は大きな1つの部屋になっています。広場の天井は一面に梁が架け渡されており、ハウスの中でも強い存在感を放っています。来てくださった方も「梁が見えていて開放感がある」、「なんだか日本家屋みたい」と天井を見上げていました。

次の「ココ好き!」ポイントは「寝台」です。

ここはハウスの中でも特に印象的な場所です。寝台列車のような二段ベッドでは、大人も子供もワクワクした表情を浮かべていました。寝台では奥に行けば行くほど閉鎖的でプライベートな空間になるため、秘密基地に居るような印象を受けます。どこか子供心がくすぐられる場所であり、訪れた皆さんも「サンライズ出雲みたいだ」、「子供だったらかくれんぼしちゃうね」と楽しそうでした。

2階の「講堂」はハウスの中でも「農協さん」時代の面影を残している場所の一つです。

大きなガラス窓が特徴であり、晴れの日には綺麗な石州瓦の景色を見ることができます。窓には昔ながらの手吹きで作られたガラスがはめ込まれています。今では珍しいことから「昔のまま残っていて安心した」、「味があって良い」と好評でした。

「講堂」の中央にある大きな電灯も皆さんから人気でした。

天井部分の青いレリーフが特徴的であり、「電気の装飾が素敵」だと、たくさんの方が写真を撮っていました。

「共存同栄ハウス」にはここで紹介した場所以外にも、素敵な場所がたくさんあります。是非とも自分の「ココ好き!」ポイントを見つけてみませんか?