#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

ローカルスタディ第1回・上代美帆さんとのまち歩きが美又共存同栄ハウスで開催されました!

「美又共存同栄ハウス」のローカルスタディ第1回が無事に終了しました。レポートは島根県立大学の兒玉由宇さんにお願いしました。

美又共存同栄ハウスでは「共存同栄」の実践の一環として毎月1回、地域を学ぶ企画・ローカルスタディを開催しています。初回のゲストは、建物の絵葉書のイラストを担当した上代美帆さんでした。上代さんは、島根県立大学の卒業生で、在学中からハウスのある金城町の「かなぎシェアハウス」に住み、「金城町の溢れる魅力マップ」を制作したほか、卒業後も定期的に通い続けています。

当日は地元の方からいただいた「しそジュース」片手に始まりました。暑い夏にぴったりです。

まず、上代さんから、美又と関わるきっかけや、美又での人との「つながり」などについて話してもらいました。上代さんが「美又で活動するときは基本いつも1人だったけど、今は美又で学生がこんなにも活動してくれていることに感動」と言っておられたのが印象的でした。

その後はハウスの近くで暮らしておられる地域住民の一人、小西ヒサヨさんと、まち歩きをしました。昔は醤油屋さんや魚屋さんといったお店があったり、酪農もしていたりという紹介や当時の思い出などを聞きながら、みんなでハウスの周りを歩きました。ハウスの歴史については学ぶ機会がたくさんあったのですが、周辺については初めて聞くことが多く、とても面白かったです。

まち歩きの後には、島根県内の高校で地理の教員をしておられる岡田直也さんが「ぶら美又」として、地理の先生ならではの視点から昔の写真や地理院地図の情報などを使って美又のことを話してくれました。美又のことをいろんな角度から学ぶことができて、とても興味深かったです。

次回のローカルスタディは8月4日(日)13:30から「産業組合の歴史と展開」をテーマに行います。ゲストは、産業組合の歴史に詳しい中央大学経済学部の田中光准教授。ハウスの始まりは美⼜信⽤購買販売組合という産業組合で、建物正面に残る「共存同栄」マークも、産業組合時代のものです。参加費は500円(地元の方は無料)です。

www.facebook.com

また、前日8月3日(土)13:00-16:00には、自由に見学できるオープンハウスBooks&Goods第3回も開催中します(無料)。学生が建物内をガイドするほか、建物の歴史や住民の思いをまとめた冊子、手ぬぐいやマグカップ、ポストカードなど、地元の作家やクリエイターと開発した共存同栄グッズも手に取って見ていただけます。

www.facebook.com

どちらも申し込みは不要ですので、直接現地にお越しください!

………

「美⼜共存同栄ハウス」は、仲間と何かをやってみるための施設です。1937(昭和12)年に地域の⽅々が資⾦や⼟地を出し合い建築した美⼜信⽤購買販売組合事務所(農協さん)を、「仲間と楽しみ、共に⾷事を作り、寝る直前まで話し合うことで、コトが起きる」共存同栄な場所を⽬指し、クラウドファンディングによってリノベーションしました。宿泊・イベント利用の予約や詳細はこちらをご確認ください。

mimatahouse.com