「美又共存同栄ハウス」のオープンハウスでは地元の島根県立大学生が建物案内を行っており、来場者から「気持ちよく見学できた」「元気をもらいました」など大好評でした。今回は島根県立大学の佐藤小春さんにレポートをお願いしました。
案内しているとたくさんの方からハウスの「この場所がいい」、「このデザインが素敵」という意見を貰いました。このレポートでは来てくださった皆さんの「ココ好き!」ポイントをお伝えしていきます。
まず、ハウスに入ってすぐ目につくのは高い天井と木造の梁が特徴的な「広場」です。
ここには元々2つの部屋を隔てる壁がありましたが、改修に伴って壁を取り払い、現在は大きな1つの部屋になっています。広場の天井は一面に梁が架け渡されており、ハウスの中でも強い存在感を放っています。来てくださった方も「梁が見えていて開放感がある」、「なんだか日本家屋みたい」と天井を見上げていました。
次の「ココ好き!」ポイントは「寝台」です。
ここはハウスの中でも特に印象的な場所です。寝台列車のような二段ベッドでは、大人も子供もワクワクした表情を浮かべていました。寝台では奥に行けば行くほど閉鎖的でプライベートな空間になるため、秘密基地に居るような印象を受けます。どこか子供心がくすぐられる場所であり、訪れた皆さんも「サンライズ出雲みたいだ」、「子供だったらかくれんぼしちゃうね」と楽しそうでした。
2階の「講堂」はハウスの中でも「農協さん」時代の面影を残している場所の一つです。
大きなガラス窓が特徴であり、晴れの日には綺麗な石州瓦の景色を見ることができます。窓には昔ながらの手吹きで作られたガラスがはめ込まれています。今では珍しいことから「昔のまま残っていて安心した」、「味があって良い」と好評でした。
「講堂」の中央にある大きな電灯も皆さんから人気でした。
天井部分の青いレリーフが特徴的であり、「電気の装飾が素敵」だと、たくさんの方が写真を撮っていました。
「共存同栄ハウス」にはここで紹介した場所以外にも、素敵な場所がたくさんあります。是非とも自分の「ココ好き!」ポイントを見つけてみませんか?