#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

旧美又信用購買販売組合の建物見学会と石州瓦のまち歩きを行います #美又PJ

注:申し込みの受付は締め切りました。申し込みありがとうございました。

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が地域の拠点として取得した島根県浜田市金城町美又の旧農協(旧美又信用購買販売組合)の建物について「内部を見学したい」という声をいただいています。

10月から修繕と改修の工事となるため、その前に建物見学の機会を設けることにしました。 9月8日(金曜)と9月30日(土曜)の2回設定しました。30日は、赤茶色が印象的な石州(せきしゅう)瓦の専門家である阿部志朗さんを迎え、解説を聞きながら周辺を歩くイベントも行います。

JCEJのメンバーもとても気に入っている趣のある2階。ぜひ一度現地で見ていただきたいです!

そして、2階の窓から赤瓦の風景が広がります。

建物見学会(時間帯内に自由に見学可能です。建物解説などはありません)

  • 9月8日14時から16時の時間帯
  • 9月30日14時から16時の時間帯

石州瓦解説と街歩き(街歩き後に建物見学が可能です)

  • 9月30日11時から1時間程度
  • 講師:阿部志朗さん 島根県地理学会副会長。高校で地理を専門に社会科を指導する傍ら、休日には石州瓦や石見焼、北前船などの研究のために国内外を行脚。また、さまざまな視点で地域の魅力を再発見できるまち歩きイベントなどの企画にも積極的に参画されています。

下記注意をご理解の上お申し込みください

  • 車(バイク・自転車)1台ごとにお申し込みをお願いします。
  • 先着順です。
  • 現地集合、現地解散です。
  • 現場では案内に従い駐車をお願いします。
  • ゴミは各自お持ち帰りください。
  • トイレはありませんのでご注意ください。
  • 現地はクーラーなどがありません。各自で熱中症などの対策をお願いします。

Ⓒ WADA DESIGN OFFICE 2023

駐車場スペースの都合上、各回の参加上限は10台となります。注意事項や詳細もリンク先に記載していますので、ご確認の上、お早めにお申し込みください。

 

建物を残すだけでなく「共存同栄」の第一歩として生かすためにクラウドファンディングを実施中です。支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍する職人やデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。ご協力をよろしくお願いいたします! 

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建築家和田さんと工務店建匠さんと現地打ち合わせを行いました #美又PJ

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が地域の拠点として取得した島根県浜田市金城町美又地区の旧農協の建物の修繕と改修に向け、現地打ち合わせを行いました。

修繕と改修を担当するのは岡山県津山市の和田優輝さんが代表を務める和田デザイン事務所。和田さんは早稲田大学大学院を修了、岡山県津山市にIターンし、地域生活をデザインする建築家です。瀬戸内海に浮かぶ豊島で「豊島エスポワールパーク」を手掛けるなど、注目を集めるローカルな建築家です。

そして工事を担当するのは古民家リノベーションの経験が豊富な地元・島根県浜田市工務店建匠です。地域との深い交流を大切にしながら、職人による丁寧なものづくりにこだわっています。

今後のスケジュールや進め方を共有した後は、一階と二階をくまなく回りながら、改修の具体的な箇所や、仮に一階の柱をなくしても強度は保たれるのか、どんな木材を使うイメージを持っているかなど時間をかけて確認していきました。

建物を残すだけでなく、生かすためにクラウドファンディングを実施中です。「共存同栄」の第一歩として、支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍する職人やデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。特徴的な建物をイラストにした絵葉書やエコバッグ、「共存同栄」マークをモチーフにしたステッカーやマグカップなどです。ぜひクラウドファンディングでご支援をお願いします。

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クラウドファンディングの返礼品「絵葉書」のイラストが決まりました! #美又PJ

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が島根県浜田市金城町美又の建物を、残すだけでなく生かすために行っているクラウドファンディングの返礼品(リターン)「建物の絵葉書」のイラストが決まりました!

絵葉書のイラストを担当してくれたのは上代美帆さんです。上代さんは島根県立大学在学中から建物のある金城町にある「かなぎシェアハウス」に住み、卒業後も金城に通い「金城町の溢れる魅力マップ」を制作するなど、地元愛に溢れた方です。

リターンの絵葉書は2枚です。

人々が助け合いながら盛り上げていく「共存同栄」マークと旧農協の建物正面を描いたもの。建物正面は「エコバック」にもデザインにもなる予定です。

もう一枚は、築86年当時を感じることができる素敵な内装が特徴の2階を描いたものです。

クラウドファンディングを支援いただいた方にお届けするリターンは「共存同栄」の理念を大切に、地元島根県を中心に活躍するデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。絵葉書以外には、石見焼マグカップ、手ぬぐい、などがあります。ぜひクラウドファンディングのページでリターンをご確認頂き、ご支援を頂けると幸いです。

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「生まれ変わろうとしていることにワクワクしている」島根県美又地区の旧農協の建物で内見会を開きました #美又PJ

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が、地域の拠点として取得した島根県浜田市金城町美又地区の旧農協の建物で内見会を開きました。地域住民をはじめとしてたくさんの方々に足を運んでいただき、建物の思い出話などが話される和やかな会となりました。

内見会に参加したのは、建物を所有していたJAしまね、地区の住民の皆さん、美又地区のまちづくりセンター、浜田市金城支所、島根県の職員の方々、金城町内の3郵便局長、日本海信用金庫旭町支店長、近くにある美又温泉の旅館経営者、建物の改修を担当する工務店の関係者など40人。

「建物に愛着があり、どうなるんだろうと思っていた。残るということで喜んでいます」「何十年ぶりに建物に入って、昔遊んだのを思い出した」「歴史ある建物が生まれ変わろうとしていることにワクワクしている」など、全員から建物の思い出や今後の期待について一言いただきました。

以前の建物の所有者だったJAしまねからいわみ中央地区本部長から「「共存同栄」という産業組合の理念ともいえる、みんなが一緒になって地域を盛り上げて豊かにしていこうという思いがこもったマークが残っている。ご縁を頂いてこの建物を地域の皆さんと生かしていただけるということで、私どもも一緒になって見守っていきたい」などとご挨拶を頂きました。

JCEJの藤代裕之代表理事は「地域の皆さんに愛された建物をJAから引き継げたことを嬉しく思います。「共存同栄」はメディアやジャーナリストがやるべきこと。地域を取材、記録、発信していきながら、建物の活用についてはみなさんと一緒に考えていきたい」と述べました。

参加された皆さんと一緒に建物前で記念撮影しました。暑い中、ありがとうございました!

建物を残すだけでなく、生かすためにクラウドファンディングを実施中です。「共存同栄」の第一歩として、支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍する職人やデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。特徴的な建物をイラストにした絵葉書やエコバッグ、「共存同栄」マークをモチーフにしたステッカーやマグカップなどです。ぜひクラウドファンディングでご支援をお願いします。

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地域で愛される建物にみんなで新たな命を吹き込みたい。クラウドファンディングスタートしました! #美又PJ

取得した地元にある旧農協(旧美又信用購買販売組合)の再活用に向けて、クラウドファンディングが始まりました!タイトルは「島根県美又地区 地域で愛される建物にみんなで新たな命を吹き込みたい」。築86年の「農協さん」を共存同栄のシンボルに生まれ変わらせるプロジェクトです。

期間は約2ヶ月間、11月27日(金)23:59まで、目標500万円で、All or  Nothing 方式(達成しないと集まった支援金を受け取ることができない)となっています。

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「共存同栄」の理念を大切に、全国各地の仲間と出会う

私たちが建物の改修を検討していく中で大切にしたいと考えたのが、建物の正面中央に掲げられている「共存同栄」です。ともに助け合い、繁栄していこうという「共存同栄」は信用購買販売組合の理念です。

そこで、支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍するデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。特徴的な建物のイラストにした絵葉書やエコバッグ、「共存同栄」マークをモチーフにしたステッカーやマグカップなどです。

プロジェクトのゴールは、この建物を守ることはもちろん、さらに生かしていくことです。そのためにも、最初の段階から一緒に参加し、経過を見守りながら、完成後も時代に合った新しい役割を一緒につくり育てていく、そんな全国各地の仲間と出会うためのひとつの方法として取り組みたいという思いがあります。

ぜひ住民に愛されてきたこの建物を守り、生かしていくプロジェクトに参加し、一緒につくっていってもらえませんでしょうか。  

「少しでも輪を広げたい」支援やシェア、拡散のお願い

なぜJCEJが取得したのか、そのきっかけや、どんなふうに活用しようと考えているのか、今後のスケジュール、大切に考えている理念「共存同栄」についてなど、クラウドファンディングのページに書いていますので、ご覧いただけると嬉しいです。

そしてもしよかったらご支援や、シェア、拡散にお力添えをいただけるとさらに嬉しいです。私たちが直接つながっている方以外の方々に、少しでも輪を広げていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします!

 

田中 輝美 JCEJ理事/ローカルジャーナリスト/島根県立大学地域政策学部准教授

一度失った風景は二度と戻らない。JR全線に乗るなど大の鉄道好きの私にとって、地元のJR三江線が2018年に廃止になったことが今回のチャレンジの原点です。地元に暮らす一住民としてもっと何かできることはなかったのか。悔やんでも悔やみきれない出来事でした。二度とあんな思いはしたくない。大切なものを守りたいなら、まずは自分で動くしかないと心に刻みました。とはいえ、想いだけでなんとかなるほど簡単ではないこともひしひしと感じています。ぜひ仲間の一人として輪に加わっていただけると嬉しく心強いです。

藤代 裕之 JCEJ代表理事/法政大学社会学部メディア社会学科教授

ローカルジャーナリストの活動は「共存同栄」そのものです。地域の未来のために、取材し、記録し、社会をつないでいくのが役割です。だからこそ「共存同栄」を掲げた建物が壊されるわけにはいかないと真っ先に感じました。地域に根ざして、歴史や物語を取材し、記録し、発信する、拠点としてこの建物を生かしていきたいと思います。新たなジャーナリスト活動の実践拠点を一緒につくっていきましょう。

新志 有裕 JCEJ理事/ジャーナリスト/弁護士ドットコムニュース編集長

「農協さん」を初めて訪れた時、こんなに行きにくいところに、こんなに歴史のある建物が残り続けてきたのかと、そのユニークさに心動かされました。そこに今回、新たな命をみんなで吹き込みたいと思っています。そして、山陰の名湯である美又温泉を通じて、各地から集まった人たちの繋がりがさらに深まる。そんな、新しい「共存同栄」のシンボルに生まれ変わらせるため、ぜひご協力をお願いします。

赤倉 優蔵 JCEJ理事/システムエンジニア/ITコンサルタント

1937年に建てられたこの建物に、当時の人はなぜ「共存同栄」を掲げたのだろう。 ここに集っていた人たちは、戦前何を考え、戦中何を感じ、戦後何を思っていたのだろう。 いつから、どうして、人はここに集わなくなったのだろう。 いまは山間にひっそりと佇み、かつて人々の営為を見守ってきたこの空間に、私はすっかり惹かれてしまいました。「利害が相反する立場であっても、互いに助け合ってともに栄える」、共存同栄という言葉に込められたそんな思いとともにあるこの場所を、一緒に未来へ繋ぎませんか?

取得した築86年の旧農協の改修に向けて8/29(火)からクラウドファンディングに取り組みます #美又PJ

これまでもお伝えしてきた島根県浜田市の美又エリアに立つ旧農協(旧美又信用購買販売組合事務所)を修繕するプロジェクト。地域の歴史や語りを取材・記録・発信するローカルジャーナリスト活動の拠点として。また地域に新たなつながりをもたらす「共存同栄」のシンボルに生まれ変わらせることを目的にしています。

老朽化で天井に穴が開き、窓のガラスも壊れたまま

ただ、旧農協の建物は建設から86年が経ち、老朽化も激しい木造建築を現代で再び活用するには、多額の修繕費用が必要になります。例えば、特に二階は見学に来られる方が目を奪われるような天井が高い素敵な空間となっていて、凝ったつくりにもなっていますが、一部が壊れて穴が開いたり、破れたりしています。

また、壁の漆喰も剥がれ落ちてしまっているほか、木の窓枠も一部はガラスが壊れたままなくなり、板でとりあえずの補修がしてあるという状態です。

建築当時の材料や技術が残っていないものもあり、活用するには工夫も費用もかさみます。国の助成金に採択され、ありがたいことではありますが、団体の自己資金、助成金などではすべての実現は難しく、さまざまな方の力を借りながら一緒に取り組みたいと考え、今回クラウドファンディングに挑戦することを決意しました。

来週29日(火)午前10時にスタート予定で、こちらのページなります。

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「共存同栄」コンセプトを大切に、地域のクリエイターとリターンを開発

特に私たちが建物の改修を検討していく中で大切にしたいと考えたのが、建物の正面中央に掲げられている「共存同栄」。信用購買販売組合の理念でもある「共存同栄」マークが完全な状態で残されていることも建物の特徴のひとつです。

そこで、支援いただいた方にお届けするリターンは、地元島根県を中心に活躍するデザイナーやクリエイターと新たに開発してお届けします。特徴的な建物のイラストにした絵葉書やエコバッグ、「共存同栄」マークをモチーフにしたステッカーやマグカップなどです。

詳細はクラウドファンディングのページでお伝えしていきますが、リターンでも「共存同栄」という理念と地域の文脈を大切にしたいと考えています。

定期的に皆さんと活用方法を楽しくワイワイと考えていくオンラインイベントも9月以降、毎週火曜日の20時〜定期的に開催したいと考えていますので、よかったらぜひのぞいてみてください!

取得した築86年の旧農協の内見会を開催しました! #美又PJ

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が取得した、島根県浜田市金城町美又エリアにある築86年の旧農協で8月6日に内見会を開催しました!

島根県内から建築や町並みに造詣が深い方々がわざわざ足を運んでくださり、この建物の面白ポイントや見どころなどなどを解説していただきました。皆さん着目しておられたのが二階の天井と照明。建設当時ならではの意匠や作り方とのことでした。天井には穴が空いたり染みで汚れていたりするところも目立ち、修繕をしっかりしていく必要があります。

見学会の途中で、この建物と同い年で、農協時代に20年くらいここで勤めていたという86歳の女性も顔を出してくださって、やっぱり建物には人の記憶や愛着が詰まってるんだと実感しました。あらためてお話聞かせてもらうことになりました。

猛暑の中でしたが、本当にありがとうございました!同じ市内にあり、JCEJ運営委員の田中輝美が教員を務めている島根県立大学浜田キャンパスの学生たちとも今後、地域や建物の歴史を学び、住民へのインタビューも含めて記録していくようなイベントを少しずつ企画、実現していきたいと考えていますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。

取得の経緯などはこちらです。

jcej.hatenablog.com