#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

島根県の山間にある築86年の旧農協の建物を購入しました!

一般社団法人日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)はこの度、島根県浜田市金城町美又(みまた)地区にある旧農協の建物をJAしまねから購入しました。1937(昭和12)年につくられ、正式名称は「旧美又信用購買販売組合事務所」です。地域の方からは「農協さん」と親しみを込めて呼ばれていましたが、ここ数年は空き家になっていました

JCEJ運営委員の一人で、島根県で活動しているローカルジャーナリストである田中輝美の祖父母の家が近くにあり、子どもの頃によく通っていた思い入れのある建物だったことがきっかけです。近年、多くの人に愛されながらも、取り壊されていく例が各地でみられます。まずは一歩を踏み出し、建物が生かされる方向でチャレンジができたらと運営委員で相談して購入に至りました。

外観の大部分が建築当時のまま残り、石州瓦=赤瓦も含めて周囲の建物と一体となった景観を形成しています。戦前の産業組合のキャッチコピー「共存同栄」マーク(建物正面中央部分)が良い状態で残されているのも貴重で、建築好きの方々には知られているとのこと。建物の歴史や価値、地域の方の思い出なども取材を進めていく予定です。

JCEJの運営委員が入れ替わりで現地に入り、ローカルからの発信や記録に取り組む全国の仲間が集う拠点にするなどの活用アイデアを検討しています。ただ単に残すのではなく、地域で生かし、地域の人に親しまれる施設となることを大切にしながら進めていきます。

2階には写真のような素敵な空間が広がっていますが、天井には穴があき、壁が一部崩れるなど、残して生かしていくには多額の費用が必要になりそうで、クラウドファンディングも検討しています。

取材や工事の様子はこのブログなどで共有していきます。ぜひ応援よろしくお願いします!