全国から集まった参加者と5人のデスクが、異なる立場や組織の枠組みを越えて、意見をぶつけ合いながら、一つの作品を完成させる「ジャーナリストキャンプ」。
今年は6月19日(金)〜21日(日)の日程で、「ジャーナリストキャンプ2015浜松」を開催します。
今回、初デスクを務める田中輝美さんは、山陰中央新報社で報道記者として活躍後、2014年に同社を退職。現在は、ローカルジャーナリストとして活躍しています。島根県に暮らし、そこで情報を記録、発信し続けている田中さん。
キャンプでの取材テーマとなる「家族」について、どのような切り口で作品にしようと考えているのでしょうか?
▼家族は「最も近い他人」
親は選べないし、紙切れ一枚で夫婦になれる。家族ってつくづく不思議だと思いませんか。私は家族とは「最も近い他人」だと考えています。簡単にわかりあえるわけではないですが、でも、やめるのも難しい。親が理解してくれない、夫婦の関係がうまくいかない。そんな悩みもよく聞きます。もともと他人同士が1つの家族というものをつくりあげる過程や、互いにハッピーな家族関係とはどうやってできるのか、知りたいと思います。
家族はどう作られ、どのようにすれば幸せな関係を築けるのか――そんな疑問を取材で解き明かしてみたいという方や、「ローカル」という視座を強く持ちたい方は要注目です。
田中デスクと一緒に、キャンプで腕を磨きたい挑戦者をお待ちしています。
<プロフィール>
田中輝美
ローカルジャーナリスト。1976年、島根県浜田市生まれ。山陰中央新報社で報道記者として、政治、医療、教育、地域づくり、定住など幅広い分野を担当した。琉球新報社との合同企画「環(めぐ)りの海 竹島と尖閣」で2013年日本新聞協会賞受賞。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の運営委員も務める。2014年秋、同社を退職、島根に暮らしながら、島根を記録、発信している。共著に「未来を変えた島の学校―隠岐島前発ふるさと再興への挑戦」(岩波書店)。
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