#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

ローカルジャーナリストに必要な、東北の中と外をつなぐ発信力を学び合おう!田中輝美さんからのメッセージ

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が、1月から3月にかけて東北で開催する『東北ローカルジャーナリストキャンプ』。そもそも「ローカルジャーナリストって何?」「今回の講座で何が学べるの?」と思った方もいるかも知れません。

JCEJの運営委員も務める田中輝美さんは、地域に暮らしながら地域を発信する「ローカルジャーナリスト」の第一人者。自ら名付けた肩書きで、島根県を拠点に全国に向けて発信しています。キャンプへの応募を考えている方に、田中さんからのメッセージを紹介します。

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田中輝美(たなか てるみ) ローカルジャーナリスト:島根県浜田市出身。山陰中央新報社で記者をしながら、ふるさとで働く喜びに目覚める。琉球新報社との合同企画「環(めぐ)りの海−竹島と尖閣」で2013年新聞協会賞を受賞。2014年秋、同社を退職し、フリーの「ローカルジャーナリスト」として、島根に暮らしながら、島根のニュースを記録、発信している。共著に『地域ではたらく 「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版、第29回地方出版文化功労賞、島根本大賞2016をW受賞)、著書に『ローカル鉄道という希望—新しい地域再生、はじまる』(河出書房新社)など。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)運営委員。

Q:ローカルジャーナリストとは?

地域のニュースを外に発信する人のことです。取材、執筆に加え、地域の情報を外に伝わるように編集する力も必要になります。

発信するということは、他人の人生をも変えかねない、重い責任を伴います。だからこそ、嘘をつかない、事実に誠実であることが基本姿勢です。


Q:キャンプでは何が学べますか?

取材、執筆、そして他では学びにくい外に伝わる編集も含めた、ローカルジャーナリストとして必要な一連の力を学ぶことができます。約2ヶ月にわたって、第一線で活躍する講師の指導や全体合宿を通して、丁寧にサポートします。


Q:どんな人に応募してほしいですか?

発信するということには、唯一絶対のわかりやすい正解やゴールはありません。もっと良い表現はないかと常に悩み、もっとうまく書けるようになりたいと学び続ける情熱のある人に来てほしいと考えています。

東日本大震災から時間が経過し、東北のことを伝えるニュースは少なくなってきており、もどかしく思っている人も少なくないかもしれません。この課題を解決し、地域の中と外をつなぐのが、ローカルジャーナリストの役割です。

日本最大のニュースサイトであるYahoo!ニュースに掲載される記事を書くチャンスはめったにありません。ぜひ、一緒にチャレンジし、学びましょう。東北の新しい魅力を発信したい!という方の参加をお待ちしています。 

  • キャンプの参加募集は終了しました。

本プログラムは、復興庁の「新しい東北 情報発信事業」に選定された「ローカルジャーナリスト育成講座」の一環です。Yahoo!ニュースの協力を得て行われています。地域に暮らしながら、外に情報を発信できる「ローカルジャーナリスト」の育成を通じて、東北の新しい魅力を全国に届け、ヒトやモノを動かす循環を作り出すことを目的としています。

11月には、東北6県で「地域の外とつながる情報発信術」を学ぶ1日の講座を開催、延べ100人以上が参加しました。 

 

キャンプの詳細については、こちらの記事をご覧ください。