#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

パネルディスカッション 『「フクシマ」という虚像を壊す 〜 被災地のいまを伝える新たな取材手法』を開催します

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)では、5月に福島県いわき市で行われた「ジャーナリストキャンプ福島2013」の成果を踏まえ、6月1日(土)にパネルディスカッション『「フクシマ」という虚像を壊す 〜 被災地のいまを伝える新たな取材手法』を開催します。参加費は無料、事前申し込みも不要です。社会人、学生問わずどなたでもお越し頂けます。

震災から2年が経ち、関心の低下とともに「フクシマ」をはじめとした被災地のイメージが固定化、単純化されつつあるいま、ジャーナリストに何ができるのか。注目が高まっている「データジャーナリズム」などの新たな取材方法について考えます。

5月4日から2泊3日の日程で開催した「ジャーナリストキャンプ福島2013」では、全国から集まった記者ら15名と、5名のデスクが「震災後の福島に生きる」をテーマに取材と議論を繰り広げ、これまでにない切り口で福島と向き合いました。

パネルディスカッションでは、キャンプの成果報告とともに、キャンプに参加したデスク4名をゲストに迎えて2部構成で議論します。

1部のテーマは「固定化される言葉に挑む取材とは」。
ブログ「余震の中で新聞を作る」で被災地の今を発信し続ける河北新報編集委員・寺島英弥氏と、話題を呼んだ著書「フクシマ論」をはじめ、社会学者としてジャーナリストとして、社会の常識に本質的な問いを投げ掛ける福島大特任研究員・開沼博氏が、「ネットカフェ難民」という言葉を生み出した法政大社会学部の水島宏明教授とともに議論します。

2部のテーマは、「データジャーナリズムで常識を覆す」。
海外だけでなく、日本でも脚光を浴びつつある「データジャーナリズム」。ジャーナリストキャンプで、この新たな取材手法を実践する日本初の試みに挑戦した、データジャーナリズムの第一人者・JCEJ運営委員の赤倉優蔵と、同じくデスク役を務め、ニュースサイトや動画生中継サービスなどの豊富な経験でネットを知り尽くす前ニコニコニュース編集長の亀松太郎氏を迎え、JCEJ代表運営委員の藤代裕之と議論します。


イベントの詳細は以下をご覧ください。

パネルディスカッション「フクシマ」という虚像を壊す 〜 被災地のいまを伝える新たな取材手法

日時:6月1日(土)13時30分〜17時
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス55/58年館の5階、855教室 (JR/地下鉄 市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分)
参加費:無料
お申し込み:事前申し込みの必要はありませんが、人数把握のためフェイスブックイベントページで「参加」ボタンをクリックしてください。

<プログラム>
13時30分 開会/あいさつ
13時40分 第1部 固定化される言葉に挑む取材とは
パネリスト:寺島英弥氏(河北新報編集委員)
      開沼博氏(福島大特任研究員)
コーディネーター:水島宏明氏(法政大社会学部教授)
休憩
15時25分 第2部 データジャーナリズムで常識を覆す
パネリスト:赤倉優蔵(JCEJ運営委員、エンジニア)
      亀松太郎氏(前ニコニコニュース編集長、ジャーナリスト)
コーディネーター:藤代裕之(JCEJ代表運営委員、法政大社会学部准教授)

<主催>
日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)
<共催>
法政大学社会学

JCEJが考える「ジャーナリスト」の定義は幅広いものです。取材のスキルについて考えたい記者や、被災地や地域から何かを発信したいというNPOや自治体の方、そして、 震災後2年経った被災地の今を知りたいという方や、キャンプの様子に興味をお持ちの方・・・社会人、学生を問わず、是非お越しください。ご参加お待ちしております!

<ブログでジャーナリストキャンプの様子を紹介しています>
「復興につながるのか答えられる記事を」ジャーナリストキャンプ福島2013始まりました
「今までの価値観が揺らされた」ジャーナリストキャンプ福島2013終了しました