4人の学生インターンが大槌町の大槌・小鎚・安渡・赤浜・吉里吉里の仮設団地に散らばり、自転車にまたがり奔走しました。
朝、訪れた安渡小学校仮設団地で取材したのは、小国兼太郎さん(90)。大変な高齢ながら、デザインや構図など全て自分で考え、季節にあわせた色とりどりの刺繍がはいった手拭いを刺子で製作されていました。時間があるときにコツコツと針を通しているため、製作時間はまちまちですが、短くて2日間で仕上げられるそうです。
震災で茫然としていた小国さんでしたが、元漁師だったこと、また趣味が盆栽で手先が器用だったことから、今年2月から手ぬぐいの製作を開始しました。「津波で亡ぐなった人ひとたちへの、鎮魂をこめてやってるんだ」という強い思いがあります。今後の作品予定として、「前向きになれるような、松竹梅みたいな、そんなものがいい」とおっしゃっていました。
90歳で新しく挑戦するチカラと、復興を願う強い思いに驚かされました。
町民レポーターでは、第7弾の記事を公開しました。大槌町・大槌にある「岩盤浴ゴロリン」の店長・鈴木亜希子さんが、同店で催されたイベント「カラコマ工房×ゴロリン コラボレーションキッチンカー」の記事を書いてくれました。タネの段階から厳選された無農薬野菜を盛岡の農家から取り揃え、盛り付けにも非常にこだわっていました。記事を書いてくれた鈴木さんは「記事って難しかったけど、自分で発信できて良かった!」とうれしそうでした。
昼食中に学生インターンの渡辺君と話をしていたら、ふとしたことから後ろに座っていた女性と雑談になりました。話も弾んだついでに、町民レポーターになっていただくようお願いしたら、「私にできることがあれば何でもします!」と快諾してくれました。なかなか町民レポーターが集まらず、落ち込んでいたので本当にうれしかったです。挨拶と会話でヒトとヒトは繋がるものだと思いました。
(学生インターン・藤井 栄人)
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