日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)運営委員などは7月15日(土)、「被災地にメディアを創るプロジェクト」の打ち合わせを行いました。拠点を置く岩手県大槌町の現状を共有し、どんな取り組みを行うのかを1日かけて話し合いました。
打ち合わせでは、まず大槌の状況が共有されました。
その後は立ち上げるメディアで扱うコンテンツはどうするのかを中心に話し合いが行われ、被災者の証言を聞くことや東京と大槌を繋げるためのメッセージなどのアイデアが出ました。
大槌で立ち上げるメディアは、紙とソーシャルメディアを併用した新しいスタイルになりそうです。大槌の人にも読んでもらうために仮設住宅を含めた全戸に配布できないか、など検討が行われました。
また、プロジェクトを進める資金や備品をどうするかも議論となりました。拠点には電気、水道(タンクで汲み取られている)、インターネット環境もないので、まず情報発信ができる体制をつくらなければいけません。情報発信を行うためのパソコンやカメラなども必要です。
プロジェクトのスケジュールも検討し、学生インターンの具体的な活動内容も決まってきました。記録や取材から、紙メディアの配布、情報発信ワークショップの告知や運営まで幅広い活動になりそうです。派遣期間だけでなく、準備の段階からプロジェクトに関わってもらう予定です。来週は学生インターンと運営委員との顔合わせも予定されています。
現地に入って、動き始めれば状況は変わりますが、状況や課題を洗い出して行くことで準備を進めることができます。打ち合わせで、何が必要で現地で何をやっていくかも少しずつ具体的になってきました。拠点は7月末にオープンし、プロジェクトもそこから本格的に動き出していきます!
(学生運営委員・木村 愛)
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