#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

『PCデポ問題』(ヨッピー) #ジャーナリズムアワード 出展作品09

1月28日(土)に東京・法政大学で行われる「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」(主催:日本ジャーナリスト教育センター、共催:法政大学社会学研究科)の作品を紹介します。今回は、ライターのヨッピーさんによる「PCデポ問題」です。

出展作品09 『PCデポ問題』(ヨッピー)

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<作品概要紹介>

テレビ雑誌問わず広く社会問題になった「PCデポ問題」。発端となったのは個人のTwitterの書き込みを最初に取り上げ、現場に同行し、元・現従業員の証言なども集めた上で背景を解説したのが下記の記事です。

一個人による書き込みが、これまた一個人であるライターに取り上げられたことで広く読まれ社会問題化する、情報の流通経路の新しさと、問題の発覚から公開まで1週間というスピード感はジャーナリズムの流れとして全く新しいものだったように思います。

 

<作品へのリンク>

PCデポ 高額解除料問題 大炎上の経緯とその背景

「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」の作品応募に関しては下記のブログを参考にしてください。

【一般参加者について】一般参加者は、作品展示を見ながら出品者と交流、賞を決定する投票を行うことが出来ます。参加費は1,000円(受付でお支払ください)、学生は無料です。詳しくは下記のブログをごらん下さい。

『The Data Journalism Handbook 日本語版 翻訳プロジェクト』 #ジャーナリズムアワード 出展作品08

1月28日(土)に東京・法政大学で行われる「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」(主催:日本ジャーナリスト教育センター、共催:法政大学社会学研究科)の作品を紹介します。今回は、「The Data Journalism Handbook 日本語版  翻訳プロジェクト」です。

出展作品08 『The Data Journalism Handbook日本語版』(The Data Journalism Handbook 日本語版 翻訳プロジェクト)

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<作品概要紹介>

データ・ジャーナリズムに関わるヨーロッパのジャーナリスト達が執筆した The Data Journalism Handbook 。データ・ジャーナリズムの事例紹介やデータ収集、プレゼンテーションの手法など、実践的なガイドブックになっています。このドキュメントの日本語翻訳版を出品します。

 

<作品へのリンク>

データ・ジャーナリズム・ハンドブック

「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」の作品応募に関しては下記のブログを参考にしてください。

【一般参加者について】一般参加者は、作品展示を見ながら出品者と交流、賞を決定する投票を行うことが出来ます。参加費は1,000円(受付でお支払ください)、学生は無料です。詳しくは下記のブログをごらん下さい。

「意見」ではなく「ファクト」で東北発信を 『東北ローカルジャーナリストキャンプ』がスタート

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)は1月7日(土)と8日(日)、仙台市で『東北ローカルジャーナリストキャンプ』のキックオフ・ミーティングを開催しました。参加者は約3ヶ月かけて情報発信を学びながら、3月の原稿完成を目指します。

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初日は講師役のデスク4人が、取材の心構えや地域との向き合い方について講義。普段は記者、復興支援員、地域おこし隊や図書館司書など、さまざまな形で情報発信に携わる参加者らが真剣に聞き入りました。

「ジャーナリズムへの扉を開ける」をテーマに話した依光隆明さん(朝日新聞記者)は「ジャーナリズムは、お金をもらって書くマーケティングとは違う。本当のことを読み手に伝えるのが大切」と参加者に伝えました。

依光さんは「自分の考え(論)」と「事実」を分けて書くことの重要性を強調。①直接見聞きしたこと②事実だと裏付けられること③人が話したことは「ファクト」として記事を構築する材料になるとし、「ファクトがあいまいだと、その上にいくらりっぱな論を構築しても揺らいでしまう」と話しました。f:id:jcej:20170107115426j:plain

福島県いわき市出身の社会学者・開沼博デスク(立命館大学准教授)は「地域との向き合い方」をテーマに講義。東北からの地域発信の現状についても語りました。

開沼さんは、どのメディアも同じ対象(人)にばかりフィーチャーしがちで「東北の話題があまり読まれなくなっている」と説明。切り口も、行政・メディア批判などに偏っていると問題提起し、「Opinion(意見)とJustice(正義)を避け、Fact(事実)とFairness(公平性)を見るべきだ」と話しました。

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市役所の広報をしている参加者の女性は「普段の対象は市内の人たちで、どちらかというとマーケティングやPRのために記事を書いている。市としても外に発信したい想いがあるので、勉強していきたい」と話していました。

今回の取材テーマは東北の「人」。優れた作品はYahoo!ニュースに掲載される予定です。

*  *  *

本プログラムは、復興庁の「新しい東北 情報発信事業」に選定された「ローカルジャーナリスト育成講座」の一環です。Yahoo!ニュースの協力を得て行われています。地域に暮らしながら、外に情報を発信できる「ローカルジャーナリスト」の育成を通じて、東北の新しい魅力を全国に届け、ヒトやモノを動かす循環を作り出すことを目的としています。

『大津WEB新報』(大津WEB新報 編集部) #ジャーナリズムアワード 出展作品07

1月28日(土)に東京・法政大学で行われる「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」(主催:日本ジャーナリスト教育センター、共催:法政大学社会学研究科)の作品を紹介します。今回は、社会福祉士と元記者が自治会の問題を発信するWebサイト「大津WEB新報(大津WEB新報 編集部)」です。

出展作品07 『大津WEB新報』(大津WEB新報 編集部)

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<作品概要紹介>

大津WEB新報は、社会福祉士と元記者が自治会の問題を発信するWebサイトです。

私たちの特徴は、情報公開制度を駆使した本格的な調査報道です。大津市と地元の自治会による、数々の公金の無駄遣いを明らかにしていきます。情報公開請求で開示された多量の文書を読み解き、新たな事実を発掘し、Web上で報道し続けています。

運営は完全にボランティアとなっており、党派性はありません。

 

<作品へのリンク>

大津WEB新報

「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」の作品応募に関しては下記のブログを参考にしてください。

【一般参加者について】一般参加者は、作品展示を見ながら出品者と交流、賞を決定する投票を行うことが出来ます。参加費は1,000円(受付でお支払ください)、学生は無料です。詳しくは下記のブログをごらん下さい。

『ねほりんぱほりん』(日本放送協会) #ジャーナリズムアワード 出展作品06

1月28日(土)に東京・法政大学で行われる「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」(主催:日本ジャーナリスト教育センター、共催:法政大学社会学研究科)の作品を紹介します。今回は、NHK Eテレで放送中のテレビ番組「ねほりんぱほりん」です。

出展作品06 『ねほりんぱほりん』(日本放送協会

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<作品概要紹介>

NHK Eテレで放送中の『ねほりんぱほりん』は「元薬物中毒者」「偽装キラキラ女子」などの訳ありゲストがブタ、MCの山里亮太とYOUがモグラの人形になり、顔出しではできない話をくり広げるトーク番組である。

 

インターネット中心の生活を送る人たちに番組を届けるため、視聴者をテレビやNHKのWebサイトへ誘導するのではなくTwitterYoutubeなど外のメディアに番組コンテンツを“ばらまく”戦略を行っている。

 

ツイートが最も盛り上げる放送直後にテロップや編集をスマホ視聴に最適化した5分まとめ動画、テキストまとめ、スタンプなどのオリジナルおまけをアップ。番組テロップも「炎上は拡散力」などゲストの名言を巻物風に表示、つぶやきをうながす工夫をしている。


スマホをさわっているだけで番組にたどり着けるようコンテンツを“分散”させたことで、番組名を含むツイート数は開始2か月で8万件を超えた。

 

<作品へのリンク>

<関連リンク>

番組ツイッターアカウント

番組ブログ

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【一般参加者について】一般参加者は、作品展示を見ながら出品者と交流、賞を決定する投票を行うことが出来ます。参加費は1,000円(受付でお支払ください)、学生は無料です。詳しくは下記のブログをごらん下さい。

『18歳のわたし』(北海道テレビ、朝日新聞北海道報道センター) #ジャーナリズムアワード 出展作品05

1月28日(土)に東京・法政大学で行われる「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」(主催:日本ジャーナリスト教育センター、共催:法政大学社会学研究科)の作品を紹介します。今回は、北海道テレビHTB)と朝日新聞による共同企画「18歳のわたし」です。

出展作品05 『18歳のわたし』(北海道テレビ朝日新聞北海道報道センター)

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<作品概要紹介>

北海道に住む18歳のリアルに迫る、北海道テレビHTB)と朝日新聞の共同企画です。「子ども以上大人未満」の彼らが何を考え、悩み、希望を持っているのか。そんな等身大の姿を追い続けています。


2カ月に1度のペースで、HTBのニュース番組で報じると同時に、新聞でも掲載。公式のフェイスブックツイッターも設け、テレビ+新聞+デジタルという3方向で展開しています。


これまでに「十人十色」「漕ぎ出す春」「選挙日記」「平和への伝言」「夢」のシリーズに取り組み、取材した18歳は計約30人にのぼります。

 

<作品へのリンク>

18歳のわたし

 

<関連リンク>

朝日新聞デジタル 関連記事

公式ツイッターアカウント

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【一般参加者について】一般参加者は、作品展示を見ながら出品者と交流、賞を決定する投票を行うことが出来ます。参加費は1,000円(受付でお支払ください)、学生は無料です。詳しくは下記のブログをごらん下さい。

『熊本地震 ITで「見る」現場』(西日本新聞 井上直樹、福間慎一) #ジャーナリズムアワード 出展作品04

1月28日(土)に東京・法政大学で行われる「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」(主催:日本ジャーナリスト教育センター、共催:法政大学社会学研究科)の作品を紹介します。今回は、西日本新聞の井上直樹氏、福間慎一氏による「熊本地震 ITで『見る』現場」です。

出展作品04 『熊本地震 ITで「見る」現場』(西日本新聞 井上直樹、福間慎一)

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<作品概要紹介>

2016年4月に九州で発生した熊本地震の被災地の現状を知る手段の1つとして、スマートフォンや検索ワード、ツイッターなどを活用しました。


(1)「地震8カ月 道路段差の『見える化』」 

スマートフォン内にある加速度センサーとGPSで道路段差を計測する企業と連携し、記者が実際に被災地を走り、地震によって広範囲に道路の凸凹や陥没が残っている状況を取材し、地図を公開しました。


(2)「被災地 関心は『地震速報』」
地震発生直後から約1カ月間を対象に、熊本県内で多かった検索キーワードをヤフーへ取材しました。熊本で連日最も多かった検索は「地震速報」。水→ガス→交通網に関する順で、検索の傾向が移っていました。


(3)地震後の外国人ツイッターを分析
九州を訪れる外国人旅行客は一時激減し、その後回復しましたが、旅行の行き先の変化をツイッターの位置情報やつぶやきの内容から調べました。

 

<作品へのリンク>

熊本地震 ITで「見る」現場

 

<関連リンク>

路面の段差解消 道半ば 地震から8カ月、工事対象2400カ所 国道3号、高森線も広範に

ヤフー・検索ワード分析で裏付け 被災地の関心、時間経過で変遷

外国人旅行客の「つぶやき」分析、地震以降の行動探る

「ジャーナリズム・イノベーション・アワード2017」の作品応募に関しては下記のブログを参考にしてください。

【一般参加者について】一般参加者は、作品展示を見ながら出品者と交流、賞を決定する投票を行うことが出来ます。参加費は1,000円(受付でお支払ください)、学生は無料です。詳しくは下記のブログをごらん下さい。