#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

衆院選に関するフェイクニュースを確認するプロジェクトを行います

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)と法政大学社会学部・藤代裕之研究室は、10月22日投開票で予定されている衆院選に合わせ、ソーシャルメディア上の「フェイク(偽)ニュース」を確認するプロジェクトを行います。欧米では、フェイクニュースが選挙に大きな影響を与えており、日本でも、期間中に不確実な情報やデマが流れることが予想されます。こうした情報をチェックし、公表することで、有権者の適切な判断をサポートする試みです。

 

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プロジェクトは、新聞・テレビ・ネットメディアの記者の協力を得て行います。9月29日時点で計17社(10月11日現在19社)から、個人または社としてそれぞれ1人ずつ記者が参加しています。JCEJでは引き続き参加を呼び掛けていきます。

確認の方法は、フェイクニュースの可能性がある不確実な情報についてJCEJと藤代研究室から情報提供を行い、参加者によってフェイクニュースと確認されたものをブログに掲載していきます。プロジェクト期間は10月22日までの予定です。

欧州ではフランス大統領選の際、主要メディアが連携して虚偽情報を検証する「クロスチェック(CrossCheck)」というサイトを発足させました。フランス通信(AFP)や仏紙ルモンドのほか、英BBCや米ブルームバーグなども協力しています。本プロジェクトは日本版のクロスチェックとも言えるでしょう。

 JCEJは6月に記者や研究者、エンジニアらと連携して「フェイクニュース研究会」を立ち上げました。国内での状況は海外と異なることが予想されますが、どのような偽情報がどういった経路で拡散しているのかは明らかになっていません。まずは状況を可視化することで、対策をさらに進めるきっかけにしたいと考えています。研究会については、以下のブログ記事もご覧ください。

jcej.hatenablog.com