#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

「仮説思考」を徹底的に学ぶ-ジャーナリストキャンプ事前講師に社会学者・西田亮介さん

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が4月29日〜5月1日に開催する「ジャーナリストキャンプ2016石巻」。参加者がキャンプに向けて事前に準備するための会で、気鋭の社会学者・西田亮介さんに講師を務めていただくことになりました。

今回のキャンプの開催地は石巻市。震災発生から5年が過ぎ、関心も薄れていく中で、被災地の今をどうやったら伝えることができるのか。2泊3日という現地で過ごす時間は短く、自分の問題意識に基づいた事前の準備やリサーチなしで、本質を突いた正確な記事を書くことはできません。「仮説思考」の重要性を説く西田さんから直接学ぶ機会を設けることにしました。

事前準備会は4月2日午後から東京都内で予定しています。選考を経てキャンプに参加する方のみが対象です。

研究者である西田さんは、毎日新聞との共同研究を行うなど、ジャーナリズムの領域でも活躍されています。2014年の「ジャーナリストキャンプ2014高知」では指導役のデスクを務めていただきました。その際も、明確な「問題意識」と「仮説」を持って取材することを繰り返し述べられ、著書『メディアと自民党』でも、キャンプでの経験を踏まえて記者の現場中心のキャリア形成システムが時代の変化に対応できていないのではないかと投げかけています。

キャンプの詳細や応募方法はこちらのブログからご覧ください。早割は本日16日23時59分まで、最終締切は21日23時59分です。今いる場所から一歩先へ進みたい、自分の殻を破りたいという方、ご応募お待ちしています。

<西田亮介氏プロフィール>
にしだ・りょうすけ 1983年京都生まれ。社会学者・政策学者。専門は情報社会と公共政策。立命館大特別招聘准教授等を経て、現在東京工業大学准教授。ネット選挙について毎日新聞と共同研究を行う。著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』『メディアと自民党』など。