「ジャーナリストキャンプ2011飯南」2日目。夕食後は、一日取材してきた結果を参加者の一人一人が報告し、代表運営委員の藤代さん、運営委員の河井先生を中心に、議論を行いました。
<取材の模様はこちらから>
・ジャーナリストキャンプ2日目、取材に同行しました(福武)
・ジャーナリストキャンプ2日目、取材に同行しました(木村)
「今日取材してきたことを友達に話すとしたら、何を話しますか?今日一日を振り替えって、一番面白かったこと、大変だったこと、印象に残ったことはなんでしょうか?教えてください」と藤代さん。
「10年後の暮らしを守れるか」というタイトルで取材をしていた明知さんは、町が運営するデマンドバスを使っている人を探して訪ね歩き、出会った男性に話を切り出しました。
「開拓団に入って山を切り開いて、その後建設会社に入って、高速道路の高架を作り続けて、という生活を送り、70過ぎて飯南に戻ってくると、何十件もあった家がつぶれている。高度経済成長の最先端にいた人が戻ってきて、裏返して人がいなくなった飯南町にかえってきて、過疎化を見つめているその現象が気になった。どんどん人が減っている飯南町で、息子には仕事がないから帰ってくるなというスタンス。表裏一体を体現している、こういう人が飯南の山奥で、集落がやせ細っているのを見ている。この現象が僕の中で一番印象に残った」とのこと。
「おじいさんに興味を持ったのか?」「なぜ帰ってきたのか?」「実は今の70歳の人たちは、10年後なんてどうでもよかったという話?」という疑問が出され、明知さんとの話が続きます。「言葉を紡いでいくことで見えていくことがあるかもしれない。これは手放してはいけないな視点なんじゃないか」「むしろ、テーマのど真ん中なのではないか。デティールや個別性にこだわったことがかけると良い。安易な結論にもっていくとつまらない」との意見が出ていました。
3日目の最終発表に向けて、自分の問題意識はなんだったか、何をどんな視点で書くのか、構成はどうするか、どんなディテールをいれるのか、追加取材は必要か… この日も夜遅くまで、話し合いをして悩んでいました。
(学生運営委員・木村 愛)
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・地方紙記者はウェブで通用する記事が書けるのか
・ジャーナリストキャンプ飯南始まりました
・飯南高校報道部が密着… ジャーナリストキャンプ飯南2日目
・ジャーナリストキャンプ 参加者の取材と振り返り
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・ジャーナリストキャンプ2011飯南が始まりました!
・ジャーナリストキャンプ2日目、取材に同行しました(木村)
・ジャーナリストキャンプ2日目、取材に同行しました(福武)
・ジャーナリストキャンプ3日目、取材に同行しました(福武)