#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

ワークショップ「みんなで考える、東京から被災地大槌へ伝わるニュース」を開催します。

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)では、8月18日(土)14時から東京都江東区・豊洲区民館で、ワークショップ「みんなで考える、東京から被災地大槌へ伝わるニュース」を開催します。JCEJが岩手県大槌町で取り組む新たな地域メディアは、大槌からの情報を全国に届けるだけでなく、大槌と他の地域をつなげていくことを目標としています。そこで、東京から大槌に届けるニュースは何かを考えます。

JCEJではボランティアインフォと共同で、7月30日に「NewsLab♡おおつち」を開設し、8月15日にウェブサイトと紙メディア「大槌みらい新聞」の創刊準備号を発行する予定です。

まず、「NewsLab♡おおつち」開設から「大槌みらい新聞」創刊準備号の発行までの取り組みや大槌の住民に協力を得て調査したメディアの接触状況について学生インターンが報告を行います。その後、東京から大槌に届けるニュースは何なのかを、参加者と考えていきます。

これまでの地域メディアは地域から他地域に情報を発信するのが主な役割でしたが、ソーシャルメディアによって双方向につながることができるようになりました。「大槌みらい新聞」の特徴は、大槌町内を中心に配布する紙だけでなく、ニュースサイトやフェイスブックページを持っていることです。ただ、双方向な仕組みはあっても、ニュースが双方向であるとは限りません。大槌が伝えたいこと、東京が伝えたいことにとどまらず、受け手の求めるニュースを発信して行く必要があります。東京発のどのようなニュースであれば大槌の人々が興味を持ってもらえるのか「NewsLab♡おおつち」でも悩んでいるところです。参加者の皆さんと一緒に考えて行きたいと思います。

[開催日時]8月18日(土)14時から(13時45分開場)
[会場]豊洲区民館(豊洲シエルタワー 内)
[アクセス]東京メトロ有楽町線 豊洲駅 直結(地図はこちら
[内容]

  • 前半:学生インターン中心の活動報告
  • 後半:ワークショップ「みんなで考える、東京から大槌へ伝わるニュース」

[定員]40人
[申し込み]Facebookのイベントページにて参加の表明をお願い致します。

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盆踊りに参加しました!「NewsLab♡おおつち」日記16日目

本日から参加した学生インターンの堀川です。

今日の夜、活動拠点近くのきらり商店街で行われていた盆踊りに飛び入り参加しました。地域の方々に踊りを教えていただき、メンバー一同、楽しく踊りました。一周踊り終わるたびに、「もう一周、もう一周」と声をかけていただき、ついつい踊りすぎてしまいました。

集まっている方々とも楽しくお話しできました。大槌町防犯協会の隊長とも知り合うことができ、次回のパトロールに同行させていただくことになりました!踊りは16日まで行われているようなので、また参加したいと思います!

昼間は、お盆に関する取材をしていたところ、興味深い郷土料理の話を耳にしました。

桜木町地区に住む藤原久悦さんの家に訪れた時のことです。
藤原さんの話では、小麦の収穫期の後にお盆を迎えるため、暑い中で刈り取った小麦で作った料理は、ごちそうだと考えられていました。
そのごちそうを仏様に捧げるという意味で、お盆にはきしめんの上に粒あんをのせた「あずきばっとう」(Facebookページで紹介しています)やおまんじゅうを捧げているそうです。(「はっとう」とは小麦を練って固めたもののことです)

以前、別の学生参加者が団子屋さんに聞いたところによると、海や川で泳いだ後で「あずきばっとう」を食べることを7回繰り返し、無病息災を願う風習があるそうです。今回は残念ながら食べることができませんでしたが、いつかチャレンジしてみようと思いました。

「あずきばっとう」の他に大槌では、ふかしまんじゅうやお煮しめ、酢の物、お赤飯を食べます。
地域によって異なるそうですが、大槌のお赤飯は、あずきでなく「ささげ」を使うのが一般的だそうです。「ささげ」を実際にたべてみましたが、大粒で甘くてふっくら。とてもおいしかったです。

被災体験の取材では、社会人参加者の耳塚さんに同行しました。
昨晩降った雨の影響もあって、今日の大槌町は日中の最高気温が23℃と非常に過ごしやすかったです。

安渡地区にある公民館を訪れました。応じてくださったのは、18年間館長をされている関洋次さん(62)です。
元々は小学校だったのですが、震災直後は800人の町民の避難所として使われ、現在は公民館の分館となっています。
細部まで丁寧に説明していただき、当時の記憶が鮮明に刻まれていることを感じました。関さんは東京都や静岡県から高校生を招いて、被災体験を話されているそうです。「俺達が伝えていかないといけない」とおっしゃる関さんの力強い言葉は、非常に印象的でした。

安渡の公民館付近には、途中で線路が流されたままの山田線がありました。「この辺はマムシが出るよ」と付近の方に言われて非常に驚きましたが、無事マムシに遭遇することはなく、線路から海を見下ろしました。

これから1週間、多くの人たちのお話を聞いて、それらを伝えていきたいと思います。
明日の夕方から順次、「大槌みらい新聞 創刊準備号」を配る予定なので、どうぞ皆さん楽しみにしていてください!

(学生インターン:堀川 雄太郎)

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