#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の活動を紹介しています!

「A Journalist’s Guide to Working With Social Sources」を邦訳、無料公開しました

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)は、米ファクトチェック団体「First Draft News」が公開している、ソーシャルメディアを使った取材のハンドブック「A Journalist’s Guide to Working With Social Sources」の日本語版「ソーシャルメディアを使った取材の手引き*1を作成し、無料公開しました。

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 英語版ハンドブックを作成したFirst Draft Newsは、グーグルニュースラボの支援を受けて2015年に設立した米非営利団体。デジタル時代の取材スキルや報道の質向上を目指しており、世界各国のメディアや人権組織がネットワークに属しています。ネット上の虚偽情報を検証するプロジェクトに協力しているほか、ホームページでもソーシャル取材に関する様々なコンテンツを公開しています。

 

<ハンドブック著者クレア・ウォードル氏のコメント>

ジャーナリストたちは、ソーシャルメディア上で見つけた画像やビデオをどのように報道で扱えばよいか、日々疑問に直面しています。似たような質問がたくさん寄せられたため、ガイドブックを作成しました。このガイドブックでは10のよくある質問に答えており、とてもポジティブな感想が届いています。日本語版のリリースを非常に嬉しく思います。

<ハンドブックについて>

無料公開されているハンドブックは全3種類あり、今回JCEJが許可を得て邦訳した「A Journalist’s Guide to Working With Social Sources(ソーシャルメディアを使った取材の手引き)」は全10章。ソーシャル取材に関するアドバイスや、画像・動画などのユーザー作成コンテンツを報道で使用する際の注意点などが紹介されています。アメリカで実際に起きた事例を基に、実践的なポイントが盛り込まれています。

第1章 ソーシャルメディアで情報提供者に連絡する際の注意点
第2章 事件や事故の目撃者にどう呼びかけるか
第3章 目撃者が投稿した写真や動画を使うのに、許可は必要か
第4章 使用許可を得る方法
第5章 もし投稿者が写真や動画を削除したら
第6章 投稿されたコンテンツをサイトに埋め込む場合の注意点
第7章 使用料は支払うべきか
第8章 写っている人への配慮は必要か
第9章 クレジットを付けるべきか
第10章 衝撃の強い写真や動画から自分自身を守るには

 

【終了しました】これを記念して5月13日(土)13時から、東京都港区の株式会社はてなトークイベントを開催します。

世界的にフェイクニュースが広がる中、マスメディアの取材にも厳しい目線が注がれています。特にソーシャルメディアを対象にした取材では、不確実な情報を報じたり、目撃者とみられるアカウントに取材依頼が殺到する、など問題となっています。

イベントでは、ボランティアでハンドブックの邦訳作業を行った担当者が、それぞれの担当した章を説明。ゲストスピーカーにジャーナリストの平和博さんをお招きし、フェイクニュース時代の取材についても議論します。仕事で実際にソーシャルメディアを使っている記者やライターの方、欧米でのフェイクニュースに関する動向に興味があるという方など、是非ご参加下さい!

イベント概要

◆日時:5月13日(土)13時~15時(12時45分開場)

◆会場:株式会社はてな 東京オフィスセミナースペース(〒107-0062 東京都港区南青山6-5-55 青山サンライトビル3F)

◆参加費:1,500円

◆定員:30名

◆ゲストスピーカー:平和博氏(ジャーナリスト、ブログ新聞紙学的

◆邦訳プロジェクトチーム:穐岡英治氏(NHK)、足立義則氏(NHK)、岡田真理紗氏(NHK)、木下真寿美氏(徳島新聞)、藤目琴美氏(NHK)、耳塚佳代(JCEJ)、森廣陽子氏(ライター・翻訳家)

◆進行:藤代裕之(JCEJ)

◆内容:

平さんによる講演「フェイクニュースに関する世界の動向」

邦訳プロジェクトチームから各章の説明・ハンドブックへの質疑

フェイクニュース時代の取材手法に関するディスカッション

*1:注:ハンドブックはAdobe Acrobat Readerでの閲覧を推奨します。コンテンツが適切に表示されなかったり、リンクが切れたり、することがあります。