■インターンが大槌での活動を終えました
昨年7月30日に大槌みらい新聞の拠点を立ち上げてから8ヶ月間、長期インターンとして現地で活動してきましたが、3月27日でその期間を終え、大槌を離れました。当初、インターンは夏までで終了する予定でしたが、READYFOR?などのご支援で活動する環境が整い、長期で大槌に滞在させていただくことができました。
昨年夏に現地入りした学生たちにまず課されたミッションは、震災後、住民の方々は必要な情報にどれくらいアクセスできているのか、またどんな情報が求められているのかを探ることでした。仮設住宅などを一軒ずつ訪ね、アンケートをとることからはじまりました。
アンケート調査を通じて、高齢者が多い大槌町ではインターネットを見ている人が圧倒的に少ない事や、震災後は住民同士のコミュニケーションが少なくなっていることなどを知りました。この結果を踏まえ、Facebookページでの情報発信だけでなく、現地では紙の新聞を発行することになりました。
また、住民の方を巻き込んだ情報発信を目指し、写真や文章のワークショップも行いました。スタッフや町民レポーターとして仲間になってくれる方々も少しずつ増え、写真展も実施しました。
はじめは、町民レポーターをやってくださる方もなかなか見つからず、この活動は無理なんじゃないか、自己満足の活動になっていないかと悩んだり立ち止まりそうになったりしたこともありました。
東京から支援してくれるJCEJメンバー、大槌の方々、配布ボランティアや応援記者の方々、学生インターン、ソーシャルメディアを通じて応援して下さった方、READYFOR?や欲しいものリストを通じてご支援して下さった方々、サポーターの方々。
高校生から90歳の方まで、本当に書ききれない、たくさんの人の後押しでここまで活動を続けてくることができました。心から感謝しています。
大槌での思い出はたくさんありますが、ワークショップや写真展など、様々な取り組みに加わって下さった町民レポーターのおばあちゃんから、「今が人生で一番楽しい」という言葉をもらったことが本当に嬉しかったです。
体制は変わりますが、現地責任者の松本さんを中心に、今後も大槌みらい新聞は活動を続けていきます。
これからも大槌みらい新聞をよろしくお願いいたします!
■事務所を移転しました!
また、大槌みらい新聞は3月下旬、事務所を大ケ口の貸民家から町役場前のプレハブ施設「復興ふれあい広場」内の一室に移しました。
大ケ口の民家は約半年間拠点として使用させていただきました。配布ボランティアや応援記者のみなさん、学生インターンなどたくさんの方が訪問、宿泊するなど、大変お世話になりました。
新しい拠点は町役場のすぐ近くですので、機会があればぜひお立ち寄り下さい。
(「大槌みらい新聞」インターン/JCEJ学生運営委員・木村 愛)
【前回までの報告】
- READYFOR?成立で長期インターンが始まりました
- 全国から50名以上のボランティアが来て下さいました!
- ワークショップに大活躍!大槌出身のスタッフが加わりました
- 町民レポーターが紙面企画に初挑戦!1月号に登場します
- 大槌・東京・横浜で開催する、おばあちゃん達の写真展の準備を進めています!
- 写真展「大槌の宝箱」の東京会場が決定しました!
- 128人の方々に写真展へのご支援をいただきました!
- 「宝物」写真展、大槌会場は盛況でした!
- 春のインターン学生が動画取材や写真展運営に挑戦しました!
【関連】
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