#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

「参加者も『いいね!』をつけた」学生インターン活動写真展

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)は、9月22日(土)早稲田大学で「大槌みらい新聞」の立ち上げから、創刊までの取り組みを報告するイベント「ニュースは紙で伝わった‐被災地・大槌でゼロからメディアを立ち上げる‐」を開催しました。今回は、参加者に「いいね!」シールをつけてもらう学生インターンの活動写真展示と「大槌みらい新聞」の目玉企画である町民カレンダーを参加者の人たちにも体験してもらうワークショップについて報告をします。

【報告会の概要はこちら】
学生インターンによる活動報告「ニュースは紙で伝わった‐被災地・大槌でゼロからメディアを立ち上げる‐」を開催しました

学生インターンが行った写真展示では、壁に大きく引き伸ばした大槌みらい新聞の創刊号と創刊準備号を貼り、Facebook のタイムラインをイメージした「NewsLab♡おおつち」の創設から創刊号の発行までにあったアンケート調査や創刊準備号の配布や町民カレンダー作りなどの経緯をメンバーが模造紙に写真と共に手書きしました。

参加していただいたみなさんにも「いいね!」シールを良いと思ったコンテンツに貼ってもらいました。
また iPad で活動の様子と大槌町の現在の様子の写真を展示し、PC で大槌みらい新聞の Web サイトと「NewsLab♡おおつち」の Facebookページを出して触れて見ていただけるようにしました。

参加者の方からは写真を見て「大槌町は復興していましたか?」や「これからの大槌には何が必要ですか?」などと尋ねられました。
実際行ってきた身としては復興はまだまだであり、町民同士のコミュニティの再生が必要だと感じています。

この他にも大槌の刺し子や写真集なども展示し、メンバーが展示ツアーを行い現地で体験してきたことを丁寧に解説しました。
活動の様子を見たご来場していただいた学生のなかには「自分も協力したい、また募集はあるのか」などと活動に興味を持っていただいた方もいて活動展示を行って良かったと思うことができました。

14時からは町民カレンダー体験のミニワークショップを行いました。
大槌みらい新聞に掲載されている町民カレンダーの企画意図を理解してもらうこと、情報発信の表現によって受ける印象が違うことを感じてもらうために行いました。
参加者は12名。年配の方から大学生の方まで様々な年代の方がいらっしゃいました。

まずは学生より町民カレンダーの説明を行いました。企画が生まれた理由、作成過程、町民からの反応などみなさん興味深そうに聞いていただけました。
参加者に画用紙とペンを配布し、他人から見られることを意識して自分のことや、身近なニュースを書いてもらいました。始めはペンが進まず、みなさん悩んでいました。難しく考えずに今やっていることなど1人ひとりに話を聞いてみたところ、どんどんペンが進んで行くようになりました。

その後4人1組のグループに分かれて写真撮影、お互いに撮りあってもらいました。ポーズ、背景、陰影などそれぞれが考えて撮影を行いました。
最後に Facebook にアップし、プロジェクターで投影。それぞれの写真などにつっこみ、みなさんから感想をいただきました。

参加者の方からは「表現の違いで受ける印象が違うことを実感出来た」「細かい表現、写真のポーズやペンの色でもかなり違ってくる」「これからは写真の撮り方を意識しようと思う」「ためになった」「写真を撮り合ったのが楽しかった」「みなさんの個性を感じられた」などの声をいただきました。

一部カメラとPCの接続に問題が生じ、グループ1つ分がアップされなかった機材トラブルがありましたが、カメラのディスプレイを回し、なんとか代替しました。
メッセージを書いてもらう、写真を撮り合ってもらう段階まではわいわいとスムーズに進んでいました。しかし投影の際の機材トラブルで流れが止まってしまった。そこが反省点です。参加者に企画の意図を感じてもらい、楽しんでやってもらえたのが良かったです。

(学生インターン・土舘 聡一 倉田 匠)


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