今日は小鎚第20仮設団地で写真の撮り方ワークショップを行ってきました!私たち学生インターンが講師を担当しました。
ワークショップでは“カメラへの警戒心を解く事”を目標にしました。
まずは携帯電話のカメラ機能の使い方から。携帯電話の所持率は、参加者9人中9人。震災後、何かあった時のために、と多くの方が持たされたようですが、「携帯なんて電話するだけだぁ」とおっしゃる方ばかりでした。
しかし、1.写真を撮る2.保存する3.保存した写真を見る、という3つだけでも覚えられるように何度もやってみると、皆さんひとりで撮影して保存するところまで出来るようになりました!
次にデジタルカメラについての説明。
こちらも1.写真を撮る2.撮った写真を見る、の2点に絞って覚えてもらいました。それからカメラの構え方、笑顔の撮り方などを簡単に伝えました。
すると、最初は「デジタルカメラなんて絶対無理だ〜」と拒絶していたのですが、みなさん説明をよく聞き、この2点を何度も繰り返して覚えようとしてくださいました。
基礎的な使い方がわかった所でペアになって撮りあいっこをします。
いつもの笑顔が撮れるようにお喋りをしながら♪
それから、20分ほど時間をとって「仮設の中のお気に入りのもの」をテーマに自由に撮ってきてもらいました。育てているお花や犬、お孫さんなどなど。とっても楽しそうに被写体を探して、真剣な表情で撮影していました。
最後にお気にいりの写真を1人一枚選んでポストカードに印刷!!とっても喜んでくれました!!!印刷の後は、はがきの裏面にそれぞれが考えたタイトルを付けました。
ちなみにおばあちゃんが持っている写真のタイトルは「お隣のお花を盗み撮り」。
最初は「携帯カメラなんて使えねぇ〜、カメラなんてむずかしくて。」と言っていたおばあちゃんたちが、最終的には「カメラっていくらするの?ほしいわ〜」、「毎日花っこ携帯で撮るわ〜」などと言ってくれたので、嬉しかったです。
このワークショップを行ったのは、お茶っこに参加した時に「言いたい事、伝えたいことはたくさんあるし、いつもお茶っこしてる皆でだったら町民レポーターをいくらでもやるけどね。カメラも撮れないし、パソコンも使えねえから無理だ」と言われたのがきっかけでした。
ワークショップが終わった後、この小鎚第20仮設のお茶っこグループの方々が町民レポーターを引き受けてくださる事になりました!!ありがとうございます。
また、学生インターンの亀岡は今日が最終日ということで、午前中お世話になった方への挨拶や取材依頼に回りました。なかでも今朝Facebookで記事を上げさせてもらった役場前ガソリンスタンドの阿部さんとは長時間話し込んでいました。近々詳細な取材もさせて頂く予定ですので、今後の記事にご期待下さい!
今回もご支援いただいたプリンタやカメラ、インクなどを使ってワークショップ告知のチラシなどを作り、実際にワークショップも実施することができました。住民の方が発信するきっかけにもなって、すごく嬉しいです。本当にありがとうございます。
ワークショップの告知、レポーター募集のチラシの作成やワークショップの実施によって、インクなどの残りがわずかになっているのが現状です。活動を続けていくため、引き続きご支援いただけると幸いです。
- パソコンやプリンタインクなど活動に必要な機材等のご支援をお願いしていますAmazonほしいものリスト 大槌町の魅力と情報を全国に発信するために必要なもの。これまでに自転車やコピー用紙のご支援を頂きました。ありがとうございました!
(学生インターン・村上 あずさ)
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