#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

大槌では仮設の暮らしを支える移動販売が活躍しています「NewsLab♡おおつち」日記11日目

学生チームが2人になり、こころなしか寂しい朝を迎えた「NewsLab♡おおつち」。8月15日の「大槌みらい新聞」創刊準備号の発行に向けて取材を行なっています。その合間を縫って大槌町内を車で巡回している産地直売所「結ゆい(ゆいゆい)」を訪ねることができました。

・学生チーム参加者:木村愛(慶応大学)、與那嶺紗綾(日本女子大学

結ゆいは去年の7月に開業。大槌町仮設住宅全てを車で巡回し、青果や惣菜、日用品などを月曜日から金曜日まで毎日販売しています。取り扱う青果は、農協で規格外とされてしまうような曲がりキュウリや不揃いなトマト、大槌特産の巨大ズッキーニ、白や緑色の茄子などです。大槌のズッキーニは東京で見慣れたズッキーニより2倍以上も大きく、目を疑いました!

お話を伺った佐藤祐子さんは「常連さんたちが待っててくれて喜んでくれるとやっぱり嬉しい。体力と気力と根性で続けていきたい」と笑顔でおっしゃっていました。販売する時間は一箇所につき30分程度ですが、町の方とのコミュニケーションを1回1回大事になさっている様子に心打たれました。記者に同行して被災体験を伺っているときに仮設住宅でお会いして、地区のお祭りでもご挨拶していたのですが、ついに取材してフェイスブックページに紹介することができました。

新聞の創刊準備号に向けた写真撮影が進んでいます。こんな感じで町のイベントを紹介してもらっています。
午前中は電話でアポ取りをしました。「NewsLab♡おおつち」には固定電話がないため、学生チームのそれぞれの携帯から電話を掛けさせていただいています。あぁ……電話代が……(;_;)と嘆く暇もなく午後は自転車で町役場や商工会議所に向かい、写真撮影の交渉と撮影を行いました。温かく協力してくださる町民の皆さんに感謝です!

東京では大槌から帰ったインターンがこれから大槌に向かう学生に活動状況や注意点を共有してくれたそうです。大槌では、まだまだやるべき事が山積みなので、東京にいる学生チームの仲間に助けていただきながら、明日も頑張りたいと思います。

READYFOR?で支援を募り始めて(津波被害で「沈黙した町」岩手県大槌に地域メディアを創る)から早3日が経ちました。現時点(9日22時30分)で29名の方にご支援していただき、目標金額の26%を達成しました。応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。より多くの方にこのプロジェクトを知っていただけるよう、今後ともご協力よろしくお願い致します!
(学生インターン・與那嶺 紗綾)

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