学生チームは仮設住宅で開かれたお祭りで披露された郷土芸能「鹿子踊り」の取材、記者の被災体験取材の同行を行いました。漁師の方に被災体験や今の暮らしぶりなどをお聞きしていたところ、運良く漁に連れて行ってもらえることになりました。また、先日お伝えしたまつもとひろゆきさんのRubyプログラミング講座では受講者の発表がありました。
・学生チーム参加者:木村愛(慶応大学)、藤井栄人(早稲田大学大学院)、土舘聡一(法政大学)、與那嶺紗綾(日本女子大学)
大槌第5仮設の和野っこハウスで、大槌花咲祭(おおつちかしょうさい)が開かれました。震災後からボランティア活動を行っていた臨済宗妙心寺や京都の花園大学が企画したもので、ステージの発表や炊き出しが行われました。そこで、大槌の郷土芸能「鹿子踊り」が上京と金澤の2団体から披露されました。踊りも教本のようなものはなく、すべて口伝、先輩の踊りをみて覚えるそうです。江戸時代から続く民間伝唱の感覚に触れてきました。
金澤は「かねざわ」と読みますが、上京は「かみおう」と「かみよう」の二通りの読みがあり、発音としてはその中間でする感覚だと上京地区鹿子踊り代表の上野賢一さんはおっしゃっていました。
Ruby教室では大槌高2年の2人が簡単なゲームを作り、発表しました。最初は高校生2人だった教室に途中から大槌中1年生も参加。阿部賢太郎くんは「(目標の)プログラマーに一歩近づいた気がする。(Rubyは)C言語よりあっさりしていた」と話していたそうです。
被災体験を語ってくれた越田ミサさんは、山の上に山小屋を設置、水や食料など備蓄し普段から津波の避難対策を心掛けていたそうです。
理容師の佐々木清三さんにも津波の被災体験をお聞きしました。震災前から、今の土地で理容室を営んでいて、現在もプレハブを建てて営業していらっしゃいます。同行した学生によると「大槌は絶対に復興する」と話していたそうです。
漁師の方に被災体験や今の暮らしぶりなどをお聞きしていたところ、運良く漁に連れて行ってもらえることになりました。ご好意で途中、「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった蓬莱島にも上陸することが出来ました。根元から折れた鳥居や赤茶けた松など津波の爪跡はまだ生々しく残されていました。消失した灯台は再建工事が始まっていました。
明日も漁に同行させていただけることになったので、朝一番でいってきます!
(学生インターン・土舘 聡一)
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