5月19日、山本大介さんを講師にお迎えして行ったワークショップ「魅力的なポートレート写真の取り方 〜ソーシャルアイコンを楽しんでみよう〜」の感想レポート第二弾を参加者の片岡恵さんに書いて頂きました。
<参加者報告の第一弾はこちらから>
今回のイベントに、私は半年前に買ったデジタル一眼レフカメラで参加しました。
私がデジタル一眼レフカメラを買ったのは、旅行などで見た景色を思い出として残しておきたかったからです。なので当初は景色を撮る目的で一眼レフカメラを買ったのですが、いざカメラを手にして色々なものを撮ってみると、人の写真を撮るのもなかなか楽しいことに気づき、友達と遊びに行くときはカメラを持ち歩くようにしていました。
特に人の笑顔の写真は、見ているだけで幸せになるので大好きなのですが、デジタル一眼レフカメラは普通のカメラに比べて威圧感があるようで、カメラを向けると途端に「怖い!」、「なんか撃たれそう!」と言われ、どうしてもこわばった表情になってしまったり、逆にキメ顔になってしまったりと、なかなか自然な表情を撮らせてもらえないことが多くありました。
そんな悩みを持っており、またカメラについての知識もまだまだ乏しく、一度はしっかりと勉強してみたいと思っていた私にとって今回のイベントはうってつけでした。今回の講師を務められた山本大介さんは写真を本業としているのではなく、普段はIT企業に勤められているそうで、驚いたことに一眼レフを購入してからまだ一年しか経っていないとのことでした。
でもそんな山本さんの撮った写真を見ると、写っているどの方も素敵な表情をされていて、自分とたった半年しか違わないのにここまで差がでてくるものかと思いました。人の写真を撮る上で一番大切な事は「コミュニケーション」だと山本さんは言っていました。コミュニケーションによって相手をリラックスさせ、カメラを意識させなくすることで、その人の「その人らしい」表情を一番引き出せるそうです。確かに私が人の写真を撮っていて「この写真は良いなあ」と思えるものは、大体が会話の中で撮った写真でした。講義の後半で行ったワークショップでは、撮った写真の中から一番いいものをそれぞれ提出し、講評するコーナーが設けられていたのですが、ある参加者の方が撮影した写真について「この写真を撮ったのは、仕事の話をしていた時だったんです。仕事に誇りをもってるんでしょうね」と言っていたのをよく覚えています。好きな事や、大切に思っていること、嬉しいことなどについて話しているときが一番「その人の魅力」が溢れる瞬間だということを学ぶことができました。
私が提出したのは上の写真です。撮影時間の最後の方に「良い写真撮れましたか?」という問いに対して、「なかなか良いのが撮れましたよ〜」という会話をしていた時に撮影したものです。この写真を選んだのは実はなんとなくだったのですが、撮影していた時の状況をよくよく思い出すと、しっかりと良い写真を撮るポイントを押さえていたことに気づきました。自然な一枚が撮れて良かったです!今回教えて頂いたことをこれからもしっかりと意識して、ソーシャルアイコンに選んでもらえるような素敵な一枚を撮れるようにこれからもがんばろうと思います。
次回(もちろんありますよね?)の講義もとても楽しみにしています!(報告:片岡 恵)
<関連>
- 山本大介さんのHP:kumadaiworks.jp
- 参加者によるレポート:大人にしか撮れない写真とは何だろう 参加者報告 vol.1
- 学生運営によるレポート:ワークショップ「魅力的なポートレート写真の撮り方〜ソーシャルアイコンを楽しんでみよう〜」を行いました
- 撮影した写真の一部がFacebookのイベントページ(こちら)にアップされています