アジア太平洋地域のファクトチェック団体などが取り組みを共有する「APAC Trusted Media Summit 2018」が7月23日〜27日、シンガポールで開催されました。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)からも運営委員が参加し、8月10日には東京都内で報告会を行いました。
サミットは、グーグル・ニュース・イニシアチブ、国際ファクトチェックネットワーク(IFCN)などが主催。計25ヵ国から、ジャーナリストやファクトチェッカー、研究者ら139人が参加し、「フェイクニュース」をめぐる各国の状況や課題について議論しました。
カンファレンスでは、対策に取り組むジャーナリストらによるパネルディスカッションが行われました。初日は、インドネシアで22のデジタルメディアが連携して立ち上げた事実検証プロジェクト「チェックファクタ(CekFakta)」についての報告がありました。
また後半には、インターネットの偽コンテンツを見分ける方法ついて学ぶ3日間の「ブートキャンプ」も開催され、実際に世界の現場で使われているデジタルツールを駆使した実践的なトレーニングが行われました。
10日の報告会にはメディア関係者らが参加し、ブートキャンプで学んだ具体的なツールやスキルを紹介しました。また、アジア各国でのフェイクニュース拡散状況について詳しく報告するとともに、日本の現状や対策に関しても意見が交わされました。
サミットの詳しい内容については、こちらの記事もご覧ください!