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#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の活動を紹介しています!

より良い記事を目指して、自分の限界に最後まで挑む【ジャーナリストキャンプ2016石巻・記事改善WS】 

 

最後まで、自分の限界に挑戦したいーー。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が4月29日から2泊3日で開催した『ジャーナリストキャンプ2016石巻』の参加者たちは、宮城県石巻市での合宿終了後も、より良い作品を目指して試行錯誤を続けています。5月7日に東京都内で開かれた「記事改善ワークショップ」でも、デスクや仲間のアドバイスを受けながら、突破口を見つけようと真剣に議論しました。

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現地を知らない読者にも届く工夫を

ワークショップ当日、参加者は執筆した記事を持ち寄りました。指導役のデスクと参加者がグループに分かれ、互いの記事を読んで「一番面白いと思った部分」「もっと読みたい部分」を指摘。どうすればもっと伝わる書き方ができるか話し合いました。

今回の記事が掲載されるのはYahoo!ニュース。亀松太郎デスク(ジャーナリスト)は、石巻で起業したある女性に焦点を当てた記事を書いた参加者に対し、現地のことをほとんど知らない全国の読者に伝える工夫をもっと考えてほしい、とアドバイスしました。

「書き方によっては面白くなりそうだが、登場人物を知らない人にどう読ませるのか。(記事を)発表するのは、石巻でボランティアをしている人の集まりではなく、Yahoo!ニュースという場。99.9パーセント知らない人に伝えるためには、今のままでは(掲載は)難しい」と厳しい指摘も。

執筆者は「自分ではしっかり書いたつもりでも、なかなか伝わらないのだと思った。改めてきちんと伝えたい」と話していました。

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伝えたい想いと、あらためて向き合う

今回のキャンプには、記者やライターだけでなく、ネットメディア・地域NPOなどで情報発信に携わる方も多く参加しています。「復興支援撤退の動き」をテーマに選んだある参加者は、「参加者の中で自分が一番書けないのでは、という思いがあった。取材中も、何度も限界を感じた」と打ち明けました。
依光隆明デスク(朝日新聞記者)は、「原稿が混乱している。自分の頭をクリアにすることが大切」と指摘しつつ、「書きたいことがあれば、書く。文字数などにこだわらず、まずは思いっきり書けばいい」と背中を押しました。

アドバイスを受けた参加者は「(ワークショップでの)発表に合わせて、体裁を取り繕ったことを見抜かれました。今回のキャンプのテーマは"自分の限界を超える"こと。最後までそれに取り組みたいです」と話し、自分が伝えたいことは何なのか、あらためて見つめ直しました。

f:id:jcej:20160507135724j:plain ワークショップ終了後も、ほとんどの人がそのまま会場に残り、原稿のブラッシュアップを行いました。締め切りが迫る中、それぞれの「関心」にもう一度向き合ったキャンプ挑戦者たち。原稿の完成に向けて、さらに磨きをかけていきます。

 

石巻で行われたキャンプ当日の様子はこちらの記事で紹介しています!>