#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalist)の活動を紹介しています!

マスゴミ批判するくらいなら、ジャーナリストキャンプで記事を書こう

組織や職業の垣根を越えた多様な人材が一緒に学び合うのが、日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が主催する「ジャーナリストキャンプ」の大きな特徴。昨年のキャンプに参加したGREEニュース編集・企画担当の菅原聖司さんからは、朝日新聞のデスクと同じチームで取材して得られた経験から「ネットで活躍している方も是非参加を」とのメッセージを頂きました。

▼ケチをつけるより、自分で書こう
「中堅の新聞記者やライターが集まって、復興とかをテーマに“普通の記事”を書くんだろうなあ」。
ネットで偶然目にした「ジャーナリストキャンプ福島」の募集要項を見たとき、そう思った記憶があります。「ここにネットの人間がいたら、きっと違うテーマで書くはず」と考えた時、誰かの記事にケチをつけるくらいなら、自分で書こうという思いが沸きました。


▼新聞とネット、「異色」のチームで学ぶ
キャンプでデスクを担当して頂いたのは、朝日新聞の依光隆明さん朝日新聞とグリーの人間が同じ取材チームとなった「異色の組み合わせ」はJCEJの方々の計らいだったのだと思います。
藤代裕之さん(JCEJ代表)の「朝日とグリー混ぜたれ!」という勢いの一言だったのかもしれませんが(笑)。

依光さんから言われたことは、「現場に答えがある」ということ。キャンプ期間中は、いわきの街を、ひたすら駆けずり回っていたことが記憶に残っています。取材対象は在留フィリピン人女性。取材を重ねるごとに変わっていく表情と、思いがけなくこぼれた一言・・・その息遣いが伝わるような記事にしたいと思いました。
記事が公開されると、いくつもの反響を頂きました。「報道されていない現実」「フィリピン系住民の語りのノリとイメージが違う」など、僕が伝えたかった問題意識に対する反応もありました。キャンプから帰る電車の中で、「どうやって記事にすればよいのだろうか」と、死んだ顔で窓を見つめていたことも、今となってはいい思い出です。

参加して改めて感じたことは、「一次情報」が持つ力。それは、ネットの広大な海を検索しても決して存在しないものです。
ネットニュースが取材してコンテンツを作ることは、コストが高すぎるため敬遠されがちです。そんな中、僕は「GREEニュース」でインタビューを中心とした取材記事を配信しています。それは、「ネットニュースが取材をしない先に、ジャーナリズムの未来はないのでは」という「ささやかな抵抗」の意味もあります。今後、それが実を結ぶように、キャンプの経験を生かして書き続けていきたいと思います。

▼ネット界からも是非参加を
今回、ネットで活躍されている方々の参加者が増えればいいなと思います。また、ブログやTwitterで「マスゴミ」批判をしている方々も、是非参加して、ご自身の手であっと言わせる記事を書いてみてはいかがでしょうか。その方がよっぽどインパクトがあります。もし、「新聞記者たちの中で、一人だけ苦しい思いをするのではないか・・・」と、参加を躊躇っている方がいらっしゃるのであれば、心配はいりません。新聞記者“も”大変なのがジャーナリストキャンプですから。

<関連リンク>
「どこにも行けない、ここにもいられない」 "フィリピンパブと仮設住宅"で揺れる女性たち
菅原さんが昨年のジャーナリストキャンプで書かれた記事です。
ささやかな抵抗としてのルポ ジャーナリストキャンプ福島2013・参加者レポート
キャンプに参加した感想を菅原さんにレポートして頂いた記事です。