#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

ジャーナリストキャンプ報告「震災後の福島に生きる」の連載がダイヤモンドオンラインで始まりました!  

時間の経過とともに「フクシマ」のイメージが固定化されつつある中、原発事故報道に埋もれた現地の実情をどう伝えることができるのか―。
5月上旬、「震災後の福島に生きる」をテーマに福島県いわき市で行われたジャーナリストキャンプ被災地で今起きていることの本質を捉え、復興につながる記事を作り上げようと、全国から集まった参加者達が熱い取材を繰り広げ、その後もデスク陣とともに議論を重ねてきました。
そして、キャンプから約1カ月。各チームが試行錯誤の末に完成させた記事の連載が、ダイヤモンドオンラインで始まっています。スポーツ・仮設の「独居オヤジ」・原発事故と障害者・・・それぞれがこれまでにない切り口や取材方法で挑んだ渾身の作品の中にはアクセスランキング1位を獲得したものもあり、すでに大きな話題を呼んでいます。震災から2年の今、ジャーナリストらが被災地で見たものとは?


連載第1回は、福島に生きる「かわいそうだから、じゃない!」~オールスターゲームがいわき市であるワケ(5月27日掲載)。
プロ野球の祭典・オールスターゲームが、今年は7月にいわき市で行われるという。なぜ今、いわきで開催されるのか。震災があったから?「かわいそう」だから? 取材を進めると、そこには知られざる歴史的必然性が見えてきました。



第2回は、仮設住宅が「見える化」する 暇すぎる独居オヤジの悲哀(5月30日掲載)。
福島第一原発での事故後、東京電力から賠償金をもらった原発避難者がパチンコに入り浸っている―。こんな噂をインターネットなどで見聞きしたことがある人も多いかもしれない。この俗説の真相を確かめようと仮設住宅を一軒一軒回ってみると、パチンコだけでは語れない、独居オヤジたちの孤独な生活が浮かび上がってきた。しかし、果たしてそれは「フクシマ」に住む「特殊な人たち」だけの問題なのか?
(こちらの記事はアクセスランキングで1位を獲得しました)


第3回は、震災後のコミュニティーで特に弱い立場に置かれている、障害のある人々の実情に焦点を当てたレポート原発事故と知的障害者 終わりなき流転の物語(6月10日掲載)。
原発事故で避難を余儀無くされた重度の知的障害者らが、いかに凄惨な「流転」を繰り返しているか。事故現場から6キロの富岡町、11キロの川内村にあった4障害者施設の利用者200人と職員50人の避難生活を、緻密な取材で辿りました。
(こちらの記事はアクセスランキング2位を獲得しました)


今後アップされる予定の記事も何本か残っており、デスクと参加者の間では、原稿を完成させるべく今もやりとりが続いています。どうぞご期待下さい!


(JCEJ学生運営委員・石井 俊行)<ジャーナリストキャンプの様子を紹介しています>