#JCEJ 活動日記

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalists)の活動を紹介しています!

海岸の清掃作業を取材しました「NewsLab♡おおつち」日記33日目

今日は小鎚、吉里吉里地区へ自転車で向かいました。

吉里吉里では海岸清掃が行われていました。活動は毎週末の10時〜15時、県外から来たボランティアなどを中心に毎回100名程が参加して行われています。2メートル程の深さまで海岸の砂をふるい、がれきや危険物を除去していきます。
吉里吉里海岸の砂浜の面積は、震災後半分になってしまいました。そんな中でも、砂浜で子供たちがまた海水浴をして遊べるように、今年は9月末まで砂浜の清掃が続けられます。住民の参加も始まり、来年からは住民が主体となって行われていくそうです。

小鎚第12仮設では町民の方がお昼ご飯を出してくださり、サンマのすり身を丸めてスープにしたものを食べました。

また、仮設に住んでいる方に呼びかけていただいて、被災した当時のお話を伺いました。
臼澤さんは、地震発生後に車の往来が激しかった道路に手を広げて車を停めて、おばあちゃんたちを渡らせてあげたと語っていました。

吉里吉里で印象的な看板を見つけたので最初にこれを紹介したいと思います。1回通り過ぎたのですが、何か頭から離れなくて「これは撮っておかなきゃ後悔する!!」と思って撮っておきました。

海を眺めていた男性と少しお話をしました。その方は、「定年退職後、大槌に戻ってきたんだけど、それから12年経って、家が全部流されてしまった」と海をしんみりと眺めながらおっしゃっていました。それから大槌みらい新聞のことを説明して、ぜひレポーターをやってほしいという趣旨の話をしたら、何かご協力できることがあればということで引き受けてくださいました。

最初は、一緒に海を眺めていただけなのに、こうやって大槌みらい新聞を通じて、つながることが出来るのは、この活動の魅力のひとつだと思います。この男性のほかにも、今日もたくさんの町民の方との出会いがあり、優しくしていただきました。いつもありがとうございます!

もう8月が終わってしまいますが、まだまだ暑い日が続いています。お風呂までは車で片道20分。汗拭きシート、制汗剤は必須です!

(学生インターン・庄司 智昭)

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