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自分が世の中に伝えられる事を考える 参加者報告 vol.2

6月16日、イケダハヤトさんを講師にお迎えして行ったワークショップ「自分ブランディングの実践:ソーシャルメディアで『自分』を表現しよう!」の感想レポート第二弾を参加者の神宮寺美貴さんに書いて頂きました。

<概要はこちらから>

<参加者報告第一弾はこちらから>

ソーシャルメディアという言葉をよく耳にするようになりました。私自身もtwitterfacebookを最近になって使うようになりましたが、実際使ってみると何を書いてよいか分からないものです。そのような方は多いのではないでしょうか。ただ毎日あった事をつぶやくだけではなく、もっと他の使い方が出来るのではないか。そう考えていた折に出会ったのが今回のワークショップである「自分ブランディングの実践:ソーシャルメディアで『自分』を表現しよう!」でした。

今回講師をして頂いたイケダハヤトさんの講義の中で、自分ブランディングに必要な事は「問題意識」を持ち、それを発露する=旗を立てる事だとおっしゃっていました。この「問題意識」とは世の中の事柄に対し常に怒りを持つこと、つまり「これはおかしい」と思う事であり、発露する=旗を立てるということは、自身が何をしたいかを表明する事です。
イケダさんは「問題意識」について講義される中で「みなさんの怒りは何ですか?」と問われました。確かに私自身、日々過ごしている中で「これはおかしい」と思う事は沢山あります。しかし今まではそれを頭の中にとどめているだけで、発露しようとした事が無かった事に気づきました。

また、「問題意識」を伝える際に必要になるのが、伝え方やデザインであるとイケダさんはおっしゃいます。「問題意識」を持っていても、相手に伝わらなければ意味がない。それはソーシャルメディア上だけでなく、様々な場面で通ずる事であると思いました。

ワークショップの後半では、イケダさんが提示されたあるNPO団体のプレゼン資料に対し、数グループに分かれて改善点を議論し合い、発表しました。その議論を通して「あぁ、これが問題を解決する事なのか」と、ふと思いました。
イケダさんの提示された問題が、そこに集まった様々な分野の知識や視点を持った人々によって議論され解決への糸口を探っていく姿が、facebooktwitterなどのソーシャルメディアで問題意識を発露し、そこに集まる様々な人々によって解決されていく姿と重なったのです。
議論の中で、私自身が気づかなかった視点からの指摘などが多くありましたが、ソーシャルメディア上にはそうした様々な視点を持った人々が多くいます。そう思うと、ソーシャルメディアは無限の可能性を秘めているように感じました。

考えてみれば、今回のワークショップで多くの方と出会う事が出来たのも、facebookの力のおかげです。facebooktwitterなどのソーシャルメディアが秘めている、人を集める力というのはすごいと思います。しかし、その力を引き出すにはそれ相応の使う人自身の力が必要になります。今回のこのワークショップではその力を得るヒントをつかむことが出来たのではないでしょうか。

インターネットで人が繋がりあっている中、上手く他者に伝える事が出来れば、問題を解決できる。これはイケダさんが講義の中でおっしゃっていた事です。私自身今回facebookで知ったこのワークショップで、ずっと自身の内にあった「何を伝えればいいのか」という問題の糸口を見つける事が出来たように思います。

(報告:神宮寺 美貴)

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